それぞれが「偶然」と「想像」という共通のテーマを持ちながら、異なる3編の物語から構成され、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した『偶然と想像』の濱口竜介監督にインタビュー取材。
前作『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹の短編小説を巧みにつなぎ合わせていたが、この映画にも短編小説集のような味わいがあった。エリック・ロメールの映画や、ドラマ「世にも奇妙な物語」を意識したところがあったという。
先日、政治コメディ『決戦は日曜日』の坂下雄一郎監督にインタビューした際は、伊丹十三監督作や矢口史靖監督作、あるいは「Veep/ヴィープ」という副大統領を主人公にしたドラマや「サタデー・ナイト・ライブ」などを参考にしたと語った。
どちらも東京芸術大学出身の若手監督だが、影響されたものを正直に明かしてくれた。こういうことがインタビューの醍醐味の一つだ。詳細は後ほど。
『決戦は日曜日』
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