クロエ・ジャオ監督のこだわりが明かされる
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1300868
『アンテベラム』(2021.11.8.オンライン試写)
米南北戦争下、南部のプランテーションで捕らわれの身となり、過酷な労働を強いられるエデン(ジャネール・モネイ)。現代、リベラル派のベストセラー作家として、順風満帆の人生を送るベロニカ(モネイ二役)。現在と過去の全く違う時代と境遇を生きる2人の女性の姿を描いているのだが…。
冒頭に「過去は決して死なない。過ぎ去りさえもしない」というウィリアム・フォークナーの小説の一節を引用しているので、タイムパラドックス物かと思えば、さにあらず。次第にフェイクやトリックが明らかになり、最後はあっと驚くどんでん返しで真相を知らされる。
プロデューサーのショーン・マッキトリックは、黒人問題をブラックコメディ+ホラーで描いた『ゲット・アウト』(17)、同じくホラーで描いた『アス』(19)を製作したが、今回は黒人や女性に対する蔑視の実態をパラドックススリラーの形を借りて描いている。いずれもアイデアが面白い。
監督は、前2作のジョーダン・ピールに代わって、ジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツのユニットが担当。これがデビュー作というから、その達者さに驚いた。
『アス』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/94b36f57cf1ff124abc745718fb60ced
『ゲット・アウト』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a49151ef9051f5f2af0611b3d6b25cbf
『ラヂオの時間』(97)
主婦のみやこ(鈴木京香)は、自分が初めて書いたラジオドラマのシナリオが採用され、大喜びで生放送のスタジオを訪れる。ところが、主演女優の千本のっこ(戸田恵子)のわがままが発端となって、台本はどんどん書き換えられてしまう…。ドタバタ劇が繰り広げられる三谷幸喜初監督の密室コメディー。
Cinema Cafe (2006.1.)
“笑い”にこだわり続ける映画マニア・三谷幸喜
高校の大先輩・梅野泰靖
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c81957f79ae907747ca47b4b6cd26d33