田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「ブギウギ」笠置シヅ子とエノケン

2024-01-15 09:01:59 | テレビ

 朝ドラの「ブギウギ」に、生瀬勝久演じる喜劇王の“タナケン”こと棚橋健二が登場した。タナケンは言わずもがなのエノケン(榎本健一)がモデル。生瀬とエノケンはちょっとイメージが違う気がするが、今後どんなふうにスズ子(趣里)と絡むのだろう。実際の笠置シヅ子とエノケンは数多くの舞台や映画で共演している。

「ラッパと娘」『舞台は廻る』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/77f0efbdac231901f36f91122f6f3b9d

「ブギウギ」笠置シヅ子の出演映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d03f3d1b24e3c1847ba6cda1a2ec786e

『エノケンのびっくりしゃっくり時代』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/107b9b5bbea3eff685701d2e8393980b

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【ドラマウォッチ】「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(第1話)

2024-01-15 08:45:40 | ドラマウォッチ

「やっぱり音楽のドラマって楽しい」
「音色とか技術じゃなくて表現方法をアドバイスするのが面白い」

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1418959

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『ファースト・カウ』

2024-01-15 00:22:11 | 新作映画を見てみた

『ファースト・カウ』(19)(2024.1.14.新宿武蔵野館)

 西部開拓時代のオレゴン州。アメリカンドリームを求めて未開の地へやって来た料理人のクッキー(ジョン・マガロ)と中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー)が出会い、意気投合する。2人は、この地に初めてやってきた“富の象徴”である一頭の牛からミルクを盗み、ドーナツを作って一獲千金を狙うが…。

 アメリカのインディペンデント映画界で高く評価されるケリー・ライカート監督が、西部開拓時代を舞台に、成功を夢みる2人の男の友情を、アメリカの原風景を思わせる映像と渋い音楽に乗せて描く。

 これまでライカート監督作の脚本を多く手がけてきたジョナサン・レイモンドが2004年に発表した小説「The Half-Life」を原作に、ライカート監督とレイモンドが脚本を書いた。

 同じくライカート監督の『ミークス・カットオフ』(10)同様に、ほとんど照明なしの暗く静かな画面が続くもので、何度か睡魔に襲われた。ただ、牛の乳を盗んでドーナツを作るというアイデアは面白いし、後半は2人の“悪事”がいつばれるのかとハラハラさせられるなど、決してつまらない映画ではない。

 それに、この監督の西部開拓時代のオレゴンへのこだわりやリアリティーの追求には、一本芯が通っている気がして、いい意味での頑固さが感じられる。

 また、クッキーとルーの関係は、ジョン・シュレシンジャー監督の『真夜中のカーボーイ』(69)のジョー(ジョン・ボイト)とラッツォ(ダスティン・ホフマン)をほうふつとさせるものがあると思った。

 名脇役のトビー・ジョーンズと、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)での演技が印象的だったリリー・グラッドストーンが、この映画にも出ていた。


『ミークス・カットオフ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3c31e072348d273fe28ce5cd1c5e94b5

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