青空に伸びて行く黄素馨
青空に聳え立つ富士山
今日は成人の日の祝日らしい…
私たちの時は、成人の日は一月十五日だった。
二番正月。
小豆粥。
ドンドン焼き。
女正月。
街のあちこちに晴れ着姿の成人女性。
子供の時は振り袖姿に憧れた。
成人式前の19才の時、友人の結婚式で待望の自分の振り袖を着た!
いざ自分が着る時には、最初は何だか七五三みたいで、着こなしどころか身のこなしに苦労した。
それでも、駅で中年男性に振り向かれたりすると、普段洋服の時には不愉快なのに、和服を着ている時には許せる気分になった。
全く見知らぬ中年女性に、Г振り袖姿が、とても似合っている。」とほめられて有頂天になったこともある。
成人式は大学の後期試験の最中だった。
桃割れに結った自分の髪を洋髪に戻す時間も無いまま、地元の公民館で行われた成人式終了後、洋服に着替えて、新幹線で東京にトンボ帰りをした。
新幹線の中でも試験勉強をしていた。
頭髪は桃割れに豆絞りの簪。服装は、パンタロンスーツに赤いコート。
振り向かれたとしても、素敵な女性としてではなくて、少し頭の??な娘としてだったと思います。
同級生たちと二次会どころか、地方から上京して田舎町での勉強不足を痛感して、勉強に明け暮れていた私の成人式の思い出です。