ケビンが下肢静脈瘤の手術をして一週間が経過しました。
今週月曜日に退院してから、今日は初めての受診。
新幹線で病院へ直行直帰の上京。
品川で山手線に乗り換えて、二人で最寄りの駅に向かいました。
何時も車で目的地迄連れて行って貰うので、私は電車には殆ど乗りません。
噂には聞いていましたが、私の視界の中座っている乗客の殆どがスマホをいじっています!
病院の予約が11時半でしたので、11時頃の時間帯です。
いじっていないのは、スポーツ新聞を広げているおじさんと、外人のカップル。
お年寄りの女性。
田舎から上京して来た風のご夫婦。
(私たちの他にもう一組)
他はもう全員がスマホ。
殆どSFの世界です!!!
写真を取りたかったのですが、電車の中なので遠慮しました。
でもこんなこと東京だけでなく、都会の電車内ならば当たり前の
日常の様子なのでしょう…
歩きスマホも駅の内外で沢山目にしました。
私もタブレット端末もパソコンも一応持っていますし、使います。
でも昨年、スマホだけは止めて、電話とメールとと電話帳位の数年前の携帯電話に戻してしまいました。
止めた理由は、自分のスマホ中毒症状に気づいたからです。
とにかく一日中スマホばかり見ます。
辞書を引くどころか、スマホで検索している自分がいます。
手紙や、ハガキを書かなくなって、メールをしてしまいます。
字を書かなくなって、字がとても下手になりました。
漢字もだんだん忘れて来ているようです…
何かスマホに操られているような毎日です…
書物の行間にある奥深い世界
次頁に広がる新しい世界
琴線に触れる著者の奏でる音の世界を感じなくなってしまっていました。
図書室の静寂な空間に身を置くゆとりや、
古今東西の文学を読む楽しみや、
新しい知識を得る喜びが、
大人用の小さな玩具によって薄っぺらな情報に変わって行きました。
スマホを放り出した私が得た自由な世界。
スマホには、要らない情報が多すぎる。
今何が必要で何をするべきか、自分で考えて自分で判断。
とっさの行動。
歩きスマホや、駅の構内で画面を見ているよりは、
身の周りの安全。
電車から降り遅れないこと。
ひょっとしてスマホは、宇宙人の作った人間性を破壊する力を持った通信機器に見せかけた秘密兵器??