お世話になりました!
大学時代の下宿先の大家さん
昨日、リハビリ病院から帰宅すると宅急便の不在票が入っていた。
夕方学生時代の下宿先の大家さんから美味しいお菓子が沢山届いた。
今日、お礼の電話をすると、今年90才になられた大学名誉教授のご主人が出られた。
今から40年以上前に、東京練馬区の大学教授宅の離れに兄と二人で下宿をしていました。
とても居心地の良い、至れり尽くせりのお宅でした。
何から何迄お世話になりました。
試験の時も、病気の時も、親のように良くして下さいました。
私には、勿体無いほどの結婚のお話迄‥…
(相手の方が弁護士と言う事で、私の母親が恐縮して、遠慮させて頂きました‥…)
地元に帰ってお見合いをした相手ケビンが偶然にも、先生と同じ大学、同じ理工学部卒業だったのも何かの縁だと思います。
兄と私二人共、結婚式は三島の奥様の親戚のホテルで挙げました。
先生は結婚式にも参列して下さいました。兄はお二人にお仲人さんもお願いしています。
大学時代の下宿先の大家さんと四十年以上お付き合いしていると言うと大抵の方が驚かれます。
が私にとってお二人はただの大家さんではない、東京の両親みたいな方々。
落ち着いて勉強に励むことが出来た日々。
郊外の安心、安全な住環境。
学者としての学問への取り組み。
研究者を支える奥様の姿。
教育者としての日常。
理想的な夫婦の姿。家族の在り方等近くで学ばせて頂きました。
理工学部教授として、兄の才能は早くから評価して下さっていました。
兄が数々の書物を著しているのも、先生の影響が大きいと思います。
私は兄程優秀では無いので、未だに書物も一冊も出していませんが、
先生は今日も、Г文章を書いて新聞に載ったら送って下さい。」と励まして下さいました。
Г今も、みんなが喜ぶようにいつも気を使って楽しませているのでしょう‥‥…」
などと私のことを解って下さっているのです。
お二人でヨーロッパ旅行に行くとミッソーニの素敵なスカーフのお土産。
私の好きな色も奥様が覚えて下さっているのです。
北海道旅行では、美味しいお菓子の詰め合わせを現地から送って下さいました‥…
行く前に私の住所もメモして下さっています……
心遣いがとても嬉しくて、花柄の空き缶は今でも針箱として使っています。
先生のお声を聞いたら、またお会いしたくなりました。
お二人お揃いでお元気で