富士山と茶原
日本中、世間的には、黄金週間と呼ばれているこの一週間は、富士山麓に住む者にとって、
茶原の新緑とまだ雪化粧している富士山の白と真っ青な空を見ることが出来る正しく黄金の一週間です。
私は、静岡県東部愛鷹山麓の製茶工場の娘として生まれそこでお茶工場の娘として育ちました。
13才の時に父の急逝の為製茶工場を閉鎖。
20才の長兄が継いだ茶農家で、嫁ぐまで生活しました。
小さな頃から、茶葉の一枚一枚がお金と同じと教えられ、この萌える新芽たちに育てて頂き、
高等教育も受けさせて頂きました。
刈られても、摘まれても、また芽吹いて来るお茶の新芽の生命力。
お茶の葉は、私の生命の源。
お茶っ葉は、心の故郷。
茶葉は安らぎ。