みりぃいとに⇒みるいうちに
みるいとは静岡県の方言です。
みりぃいとにちゃっちゃと茶を摘まにゃあとなんないじゃあ~
⇒みるいうちにサッサとお茶を摘まないと駄目でしょ~
みるい
お茶っ葉の新芽が新鮮で柔らかく、瑞々しくて⇒みるいお茶っ葉を摘んで製茶すると
(甘くて美味しいお茶が出来る)と言う意味で使います。
みるいの派生語のみりっこい
みりっこい⇒やわらかい
静岡県東部地方名産の茹で落花生
みりっこいのを食べるとえりゃ~旨い!!
落花生の実が余り硬くならないのを茹でて食べるととても美味しい!!
人間への応用編
静岡県中部地方では人間にも応用して使用するようですね…
Г新人の彼、みるいね……」⇒新人の彼ヒヨッコだね……
まだまだ修行不足で、渋みの足りない甘ちゃんと言う意味合いで使いますので、みるいと言われて、
フレッシュマンだから新鮮だ!などとぬか喜びしてはいけません。
お茶は、新鮮な新芽を摘んで、蒸して、揉んで、揉んで、揉んで水分を飛ばして、乾燥させて茶葉にします。
ちゃっちゃと製茶しないと、新芽はあっと言う間に真っ黒に変色してしまい味のある良い緑茶になりません!
変色しないように製茶工場では、生葉をフォーク(食事用のフォークと同じ形のスコップ位の大きさの道具)でかき混ぜます。
人間も同じ
みるい生葉
新人。
味わい深い緑茶。
渋くて味のある人。
変化する宝を大切に守って行きたいですね……
茶畑の扇風機もみるい新芽が遅霜にやられないように守っています!