毒親
なんて恐ろしい日本語だろう。
毒薬ならば解る。
薬は元々両刀の刃。
毒を持って毒を制す。
なれば、悪い病気には、毒を使って治療するしかない。
しかし薬には、作用もあれば副作用もある。
副作用の恐ろしさを承知しても、有効な薬を服用しなければならないことも多い。
致命的な結果を防ぐには、毒もまた真なり。
毒親絶対反対~
しかしながら、毒親は全く頂けない。
第一、子供は親を選んで生まれて来たのでは無い!!
産まれた途端に放棄される。
生まれても育てられないからと、産まれる前から中絶される。
それこそ子どもじゃないのだから、子どもが子供を作るようなことはするな~と叫び声をあげたい。
自分勝手過ぎる……
こども
子供は造るものでは無くて、授かりもの。
私たち一人一人の人生が思い通りに行かない様に、
欲しくてたまらない夫婦に授からない場合もある。
できちゃったとか、子作りとか軽々しく言わないで貰いたい。
毒親を持つと
自己中心的で、自分のことしか考えられない毒親を持つと、
自然に子供は、生物学的には親と呼ばれる者とは距離を置くようになります。
生物本能的な防御力が働くのだと思います。
生物学的には、親かも知れないが、こんなのは、
親では無くて他人以下の有害なものだと判断。
金銭トラブルを起こす親を持った子は節約家に。
ギャンブルやアルコール中毒の親を持った子は、家庭を崩壊させ、自分の人生をメチャメチャにしたそれらを拒否します。
異性関係にだらしのない親を持つと、かなり深刻…
昔から酒と女に気を付けろと言いますが、今は男も女もありません。
どうも遺伝子に組み込まれているようで、
教育や常識では計り知れない奥深さを持っています。
何代も何代も繰り返して出現します。
そしてそのDNAは、平和な日常に突如現れて、家庭を崩壊させるかも知れません……
心配しないで
私の配偶者は今流行の所謂毒親持ちでした。
が、早くに父親を亡くした私と電撃結婚して、二人で明るい平和な家庭を築こうと努力して来ました。
結婚以来四十年間。
毒親の遺伝子も出現しないで、誠実、勤勉、温厚な人間です。
私の亡き母にも大変に愛されて、実の息子以上に頼りにされていました。
子供は宇宙からの預かりもの。
未来からの留学生。
毒親から生まれて来ても、毒消しすれば大丈夫です。
私が言えるのは、例え生物学的には親でも、毒とはキッパリと絶縁して、近付かない事。
朱に交われば朱くなる。