夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

毒親私的考察

2017-05-24 08:52:24 | 日記・エッセイ・コラム

                             毒親

なんて恐ろしい日本語だろう。

毒薬ならば解る。

薬は元々両刀の刃。

毒を持って毒を制す。

なれば、悪い病気には、毒を使って治療するしかない。

しかし薬には、作用もあれば副作用もある。

副作用の恐ろしさを承知しても、有効な薬を服用しなければならないことも多い。

致命的な結果を防ぐには、毒もまた真なり。

        毒親絶対反対~

しかしながら、毒親は全く頂けない。

    第一、子供は親を選んで生まれて来たのでは無い!!

産まれた途端に放棄される。

生まれても育てられないからと、産まれる前から中絶される。

それこそ子どもじゃないのだから、子どもが子供を作るようなことはするな~と叫び声をあげたい。

自分勝手過ぎる……

     こども

子供は造るものでは無くて、授かりもの。

私たち一人一人の人生が思い通りに行かない様に、

欲しくてたまらない夫婦に授からない場合もある。

できちゃったとか、子作りとか軽々しく言わないで貰いたい。

               毒親を持つと

自己中心的で、自分のことしか考えられない毒親を持つと、

自然に子供は、生物学的には親と呼ばれる者とは距離を置くようになります。

生物本能的な防御力が働くのだと思います。

生物学的には、親かも知れないが、こんなのは、

親では無くて他人以下の有害なものだと判断。

 金銭トラブルを起こす親を持った子は節約家に。

ギャンブルやアルコール中毒の親を持った子は、家庭を崩壊させ、自分の人生をメチャメチャにしたそれらを拒否します。

異性関係にだらしのない親を持つと、かなり深刻…

  昔から酒と女に気を付けろと言いますが、今は男も女もありません。

どうも遺伝子に組み込まれているようで、

教育や常識では計り知れない奥深さを持っています。

何代も何代も繰り返して出現します。

そしてそのDNAは、平和な日常に突如現れて、家庭を崩壊させるかも知れません……

 

                      心配しないで                                                                            

私の配偶者は今流行の所謂毒親持ちでした。

が、早くに父親を亡くした私と電撃結婚して、二人で明るい平和な家庭を築こうと努力して来ました。

結婚以来四十年間。

毒親の遺伝子も出現しないで、誠実、勤勉、温厚な人間です。

私の亡き母にも大変に愛されて、実の息子以上に頼りにされていました。

子供は宇宙からの預かりもの。

未来からの留学生。

毒親から生まれて来ても、毒消しすれば大丈夫です。

私が言えるのは、例え生物学的には親でも、毒とはキッパリと絶縁して、近付かない事。

朱に交われば朱くなる。