夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

父逝きて 五十二年の 時が過ぎ

2018-12-23 20:51:37 | 日記・エッセイ・コラム

    父逝きて 五十二年の 月日経つ

12月25日は私の父親の命日です。

昭和41年の12月25日に脳出血のために、46才で急逝しました。

 私は13才。

中学二年生でした。

私の父親の写真

昭和16~8年位に撮影された物だと思います。

それ以後は、海軍の水兵です。

 

 あの衝撃的な一日から半世紀以上の時が流れて、生前の父親のことを知っている人たちもみんな高齢者になりました。

少女だった私も65才。孫二人が来春からは中学生になります。

 明後日が命日ですが、仕事の関係で氷雨の降る生憎の天気でしたが、

ケビンに故郷のお墓に墓参りに連れて行って貰いました。

 

三人の兄たちは、皆お墓の近くに住んでいるのですが、墓参りの気配も無くて

私が秋のお彼岸に供えた造花が冷たい雨に濡れていました。

古いのを片付け、新年を迎えるのに相応しい新しい花をお供えして来ました。

 

  兄弟が、近くに住んでいれば、何かと頼りになる。

御先祖様の墓守をしてくれる。

実家の兄や兄嫁さんたちの手助けになると思って分家したのかと思っていました。

が実情は全然違っているようです。

故郷の変わり行く景色

2018年12月23日(日)  ららぽーと建設中 沼津市郊外

  昭和41年当時は一面の水田でした!!

 

  自分の住んでいる家の掃除や片づけもキチンとしない、

と言うよりもハッキリ言って、出来ないような女性たちが、

顔も知らない、会ったこともない、大正生まれの夫の父親のお墓参りなんてする訳が無いですよね。

顔を知っている、夫の母親だって同じです。

徒歩2分と徒歩5分の土地に住んでいても、故人を悼む気持ちが無ければ、

墓参りなんて……

 育ちと言うのは、本当に恐ろしいものだと思います。

 

命を繋いでくれた御先祖様に対する感謝の気持ち。

仏様に手を合わせる心。

 身近な親の背中を見て、次の世代に繋がって行くのだと思っています。

  暮れで忙しいのに冷たい雨の中、私の故郷の父親のお墓参りに連れて行ってくれたケビンに感謝しています!!