クリスマスは父親の命日です。
日本人にとっても、普通クリスマスの思い出は楽しいものが多いと思います。
がクリスマスは、私の辛い日々が始まった日です。
昭和41年12月25日
Гおい、まぁどうしょう…」
その日の朝迄元気だった頼りの跡取り息子46才を突然失った祖母の悲痛な叫び声が今でも耳に焼き付いています!
朝元気に、ボランティアで道路の舗装工事に独りで出掛けて行った父は、昼過ぎに脳出血を起こして、その夜には急逝しました。
当時、
祖母67才。母43才。
私は13才。
江戸時代後期に建設された旧家の上がり端。
土間に夥しく並んだ様々な履き物。
すすり泣きや大きな泣き声が聞こえる母屋から、
弔問客にお茶を出そうと、突っ掛けを履いて竈屋に行った時、
黒い扉の大きな引き戸の棚に
町の食料品店に嫁いでいた従姉がお土産に持って来てくれた
アイスクリームで出来たクリスマスケーキが溶けてドロドロになっていたのが、
忘れられないクリスマスの思い出です!!