夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

楽しいクリスマスをお過ごし下さいませ!!

2018-12-24 19:58:19 | 日記・エッセイ・コラム

   

今日はクリスマスイブ

 

父親が13才で亡くなった二年後、私がまだ高校1年生だった頃、

  アスファルトに舗装されていない根方街道の泥んこ凸凹道を、オンボロバスに乗って、

街に出て、駅からまた違うバスに乗り換えて、海辺に在る女子高校に通学していた時..

下校時は千本海岸沿いに在る校舎から、市内の繁華街を色々とウィンドウショッピングしながら

バス発着所になっている百貨店迄歩くのが、唯一の息抜きの時間でした!

 

 誰かと一緒に歩く訳でも無く、

校則で、通学時の外食や飲食は禁止。

母から預かった夕食の材料費以外、お小遣いを持てる余裕も無く、

薄暗くなって行く街中に流れるジングルベル等の賑やかな音楽や

デパートのショウウインドウに飾られた素敵な赤いコートや

暖かそうなファー着きのブーツなどを横目に、

  "マッチ売りの少女“ になった私は、

食堂から漂って来る暖かくて美味しそうな食べ物の匂いに励まされ

 バス発着所のデパート地下の食品店で肉などを買い、

家に帰って平凡な日本のメニューの夕食の支度。

    私とクリスマス

家はキリスト教徒ではありませんし、

普通の生活をしている一般的な家庭ではクリスマスを祝う習慣など無い時代でした。

 子供会でクリスマス会などと言って、お汁粉会をしてくれていた程度です。

12月25日は、父親の命日なので、

一周忌。

三回忌。と法事続き。

クリスマスソングよりも僧侶の読経の思い出の多い12月25日です!!

 

素敵なクリスマスの思い出も無く、青春時代を終わり、

結婚して、子供たちが保育園に通うようになって初めて子供たちの為に

七夕と同じ様な年中行事として行うようになりました。

 

大抵の人は、クリスマスは子供の頃の楽しい思い出として心に残っていることと思います。

サンタクロースさんから、全ての子供たちにプレゼントが届きますように!!

クリスマスに寂しい思いをしている子供たちがいませんように!!

皆様楽しいクリスマスをお過ごし下さいませ!!