夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

こどもの日

2019-05-05 22:46:29 | 日記・エッセイ・コラム

こどもの日

令和元年五月五日(日)

昭和54年5月

私の長男の初節句に我が家にやって来た鎧甲です!

四十年の歳月を経ても少しも劣化していません!!

 

平成十九年五月

孫息子の初節句に我が家で買い求めた 福島県須賀川の絵のぼり旗

孫息子は今春中学生になりました。

 

 

              鯉のぼりを見掛けない

最近ではあまり鯉のぼりを見掛けなくなりましたね…

一戸建ての場合はある程度屋敷が広くないと、無理です。

共働きの家では風や天候を気にしながら挙げたり降ろしたりするのは

時間的に不可能ですね。

広い土地も時間も在るのですが、

揚げるのも、降ろすのも、今の私の体力では無理です。

 私の母は男児を三人も授かったのに、

戦争中の為に、鯉のぼりは、手彫りで手の込んだ座敷幟。

青空を悠々と泳ぐ鯉のぼりを揚げられなかったと言ってとても残念がっていました。

  今は、戦争中ではありませんが、幼児誘拐とか、プライバシー保護の観点から室内飾りの鎧甲が多いようです。

 

                          健やかな成長を祈ってみどり

男児が、元気いっぱいに育ちますように

毛氈は草原の緑色。

華やかなお雛様の赤い毛氈と爽やかな緑色の毛氈。

日本人の繊細な心遣いが節句の敷物にも生かされています!!

 

 

四十年前には、朱子(朱熹)の偶成  (ぐうせい)  偶々出来た句とされていました。

近年の研究では、日本の五山僧の作と言われています。

四十年前の

 節句飾りの屏風としてはかなり革新的な物だと思います。

誰でも一度は耳にしたことが在る漢詩です。

 

 

未だ覚えず、池塘春草 ( ちとうしゅんそう)の夢

階前の梧葉已に秋声    階前の梧葉すでに秋声

池塘  池の堤

階前 階 きざはし  堂に上る階段

梧葉 青桐の葉