夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

ニオイバンマツリ 花の色は移りにけりないたずらに

2019-05-13 16:09:43 | 日記・エッセイ・コラム

ニオイバンマツリ

花の色は移りにけりな いたずらに

令和元年五月十三日  (月)  自宅庭にて撮影

蕾、紫色、薄い紫色、藤色、白。

  

少し近寄って撮影してみました。

 

大分白に変色した花。

花の咲いた順番に、退色していきます。

不思議なことに、白く変色して崩れて行く時に、

蕾の時と同じ様に、また違った“骸骨の目玉"現象!?が見られます?

赤ちゃん返り!?

   美しかった女性も年老いて、醜く崩れていく様!?

 

花の色は移りにけりないたずらに

 我が身世にふる ながめせしまに

 小野小町

 

ニオイバンマツリの植木は庭に一本で十分です。

  反面教師として女の一生の手本に……

      

 黒土に散った 黄素馨や銀木犀の星屑みたいに小さな落花。

夏の朝元気良くГおはよう!」と道行く人々に声を掛けながら、ほんの数時間だけ咲いて、

萎む朝顔の花の潔さ!

猛暑が過ぎて、やっと秋風が吹く頃に何時の間にか、実を結んでいる堅実さ!

  そんな健気で儚い花が私は好きです……