稽古始めは六才六月六日から
世阿弥の 風姿花伝 稽古始めは、数え年七歳が元になっています。
諸々の芸事や習い事の稽古始めは、六才六月六日に始める方が多いようです。
六月六日は、
邦楽の日。生け花の日。楽器の日だそうです。
六月六日は梅雨時、芒種の頃です。
芒種は新暦六月五日頃になります。
芒種とは芒 =のぎのある穀物、即ち稲を植え付ける季節を意味しています。
子供に新しい芸や技などを植え付けるのに最適の時季。
雨降りが続くので、外で遊べないから、家の中で
新しい習い事に興味を持って取り組みやすいと言う考えのようです………
また六は指を折って数える時に、小指が立つので、子が立つ。
と言う意味もあるそうです。
ケビン家の 一の松
※一の松
能舞台の橋掛かり手前の白州に植えてある三本の松の内、最も舞台寄りにある松
要の松
朝陽さんの名前にちなんで、今朝庭先で咲いた朝顔の花。
純粋でピュアな感受性豊かな女性です。
さて先日東京水道橋宝生流能楽堂で感激した能の内田芳子先生。
昭和12年生まれだそうですが、矍鑠としてとてもパワフルな女性です。
山梨県から上京。
國學院大学、東京芸術大学で学んだ後に、パリに留学なさったそうです。
その行動力だけでも、感心してしまいます!
お嬢様の朝陽さんも
六才六月六日から稽古始め。
お母様と同じく東京芸術大学で邦楽を学んだとのこと。
七月六日も地謡として出演していました。
古典芸能の道もまた
六才六月六日から、八十過ぎまで長く険しい道です。