夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

「今年の目標は」書道

2023-01-14 20:41:04 | 日記・エッセイ・コラム

  『今年の目標』

若い時ならばいざ知らず、この年になって「貴女の『今年の目標』は何ですか?」とか問われても、困惑する。

コロナで暫く海外旅行に行って無いので、今年は久しぶりに「海外旅行に行きたいと思います。」

これは目標ではなくて、夢とか希望の類。

蝋梅  自宅庭で撮影。

 

  目標は達成するためにある程度努力したり、苦労して成し遂げることに意義があります。

例えばダイエットとか海外旅行の為の資金を貯めるとか...

今までの私だったら、体力をつけて何とか入院しないで一年を自宅で過ごすとか、

断捨離をするとか・・・

それなりに毎年目標を立てて、一年で目標達成出来ないことは数年間時間を掛けて達成して来ました。

  

 新年早々

 何時もは何にも見ないで廃棄している、資格取得とか生涯学習のダイレクトメールの封筒を紙とセロハン紙に分別しようとして

何気なくチラシを見ると、何とそこには、

生家のお稲荷様の初午に奉納する正一位稲荷大明神と筆で力強く書かれた五色の旗を持って、

満面の笑みを浮かべた私の兄の写真がデカデカと。。。

 

  もう驚いたとか、びっくりしたとか、たまげたなんてもんじゃありません。

正直言って

オッタマゲマシタ!!

 やるねぇ~

通信教育で書道を学んで、毎晩筆で書を楽しんでいるとのこと。

書道をしていると心が落ち着くとのこと。

 

兄さん

それって死んだお母さんと一緒じゃない⁈

1923年3月1日生まれの母。

くも膜下出血で闘病僅か18日間で死去。享年67歳。

倒れた日も、昼は炎天下の茶原で重たいお茶の袋を担いで働いていました。

夜は、書道や詩吟の練習。

 

何だか天国の両親に、活を入れられたような新年の出来事。

46歳で逝った父。67歳で逝った母。

きっとやりたかったこと、やり残したことが一杯あったと思います。

 

生家の母の部屋には沢山の半紙が残っていました。

まだまだ書道の練習をするつもりだったのでしょう...

高校では、書道部で日本武道館の書初め大会にも参加した事もある私ですが、

最近は冠婚葬祭等ののし袋以外では、筆を使って書くことも殆どありません。

 

  

もう今年は書道を練習するしかありません。

今年の目標は、もう一度筆文字に挑戦!!