ワールドカップのセレモニーでパンプが緑と黄色のケープを着て踊っていた。はーはっつはと楽しそうに笑ってその踊りがあんまり可笑しかったのでこっちもついつい大声を出して笑っていた。いつしか海辺に出て海岸通のビーチに緑と黄色のパラソルを立てただけのビアスタンドでビールを飲んでいた。陽気な黒人のバーテンダーがヨーロッパの薄いグラスになみなみと現地のビールを注いでくれて日本なら冷えたビールなのになぁと思いながら生ぬるいビールを飲んでいた。海の色が、高知で言えば足摺か全国区で言えば沖縄かな。それが不思議なことに僕の格好がいつもの僕のスタイル。フォアプラスを穿いてアルボマレーのセーラーカラーのポロを着て白のデッキシューズだった。石原裕次郎じゃないからデッキシューズはトップサイダーじゃないけどね。nice sight というとouiというフランス語だったっけ確か英語だと思うけど。toast!pour ceux qui aiment la mer という。oh splendid words
この国は治安が良くないんだよねと言おうとして治安って英語で何だったっけと頭を抑えて目をつぶると夕方の海が朝の海に変わって太陽がまぶしかった。ふと無造作にパラソルにかけてあるseikoの時計。10時10分を指していた。「しまった、飲みすぎた遅れた」と飛び起きたら真夜中の1時10分だった。夢を見ていたんだ。久しぶりの楽しい夢だった。僕の中で少し何かの変化が生まれている。歳を取るのが楽しいといえる何かだと思う。年寄りよ体を鍛えておけとでもいうように。
この国は治安が良くないんだよねと言おうとして治安って英語で何だったっけと頭を抑えて目をつぶると夕方の海が朝の海に変わって太陽がまぶしかった。ふと無造作にパラソルにかけてあるseikoの時計。10時10分を指していた。「しまった、飲みすぎた遅れた」と飛び起きたら真夜中の1時10分だった。夢を見ていたんだ。久しぶりの楽しい夢だった。僕の中で少し何かの変化が生まれている。歳を取るのが楽しいといえる何かだと思う。年寄りよ体を鍛えておけとでもいうように。