この月の早朝、禅堂に到着時にはまだ夜は明けていない。
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今朝は私が一番乗り、
すでに老師とご住職氏が着座、堂内はこうこうと明るい、
珍しく温かく、扉か90cmほど開けたまま、
それでも寒くない不思議な朝でした。
静寂の中、野鳥の鳴き声が時に有るだけ、
ストーブの風の音もなく、静かに座れた朝でした。
参禅者が着座すると「小鐘3つ」、
同時に6時の梵鐘の音、ゴ~ン。いい雰囲気です。
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暫くして、老師の坐中のお話が始まった。
2024年もあと残す日々僅かになりました。
今日までの各自の営みの生活が、
明日以降の生活に寄与できるようお願いしたい。
各自の生活の理解を超える大きな世の中の営み、例えば太陽に手をあわせる事等、
私たちは、すべての物と一緒に生きていることを感じるはず。
己という小さな動きが、
人類を救うような大きな力になることを祈るばかりです、
「命」生きるとは、呼吸をする事、この命は遠い未来につながる呼吸のはず、
一日に一度は、命に対する意識をしてください(帰命礼阿弥陀仏など)
そんなことに触れながら未来への平和を目的に祈りたいものです。
こんな事を思う姿が坐禅です。
と結ばれました。
そして全員で回向、
「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と。
今年最期の坐禅会となり、
2月迄休み、3月から再開の指示でした。
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