鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第352回】 残念な結果に終わった時こそ

2011年12月18日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ一所懸命経営していても、
どれだけ一所懸命スタッフが働いてくれていても、
昨年対比で売上を落としてしまったり、
場合によっては赤字決算になってしまったりすることがあります。

市場やお客様の需要は一定ではありません。
だから、12カ月という期間で売上を締めた時に、
たまたまタイミングが悪く、大きな売上が期をまたいでしまい、
当期の売上が少なくなることもあるでしょう。

ただ、残念な結果となってしまった時、そこでどれだけ意識と行動を変えられるか、
ということが非常に大切だと思っています。

「今期はたまたま赤字だったけど、まあ来期は黒字でるでしょう」

とのんきな考えでトップがもし居たとしたら、会社は自然とまずい方向に進んでしまいます。

しかしながら、

「このままではマズイ!来期は絶対に目標を達成する。
そのために、来期はこの施策とこの施策は絶対にやり切る!
進捗管理のチェックも毎週やり切る」

というように、自社の改革のきっかけとなるのであれば、
決算が一時的に悪くなることも、必要なのかもしれません。

経営者、幹部は常に危機感を持っていなくてはなりません。
近年では、社員も危機感を持っていなくてはなりません。

「今のままでは通用しなくなる!
もっと成長せねば!進化せねば!」

という危機感を社員全員で共有できる会社こそ、
これから先、伸びていく会社だろうと思います。

ずっと業績がイマイチだった会社が、一時的に業績が上がった時。
それからずっと業績が安定していた会社。
こういうケースでは、どうしても危機感がぬるくなってしまうことがあります。

そういう時に危機感に火をつけるきっかけが必要なのかもしれません。

ただ、私が知る限り、超一流の会社は、どれだけ売上や利益が出ていようとも、
常に猛烈な危機感をトップ、そして幹部が持っているのです。

「このままじゃ、ウチの会社はつぶれます」

と、絶対に潰れないような財務内容なのに、言っているのです。

出来れば、全クライアントにこうした危機感を持っていただき、
常に進化する会社を目指していきたいと思っています。
コメント
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