鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第353回】 モノづくり企業として

2011年12月19日 | 住宅コンサルタントとして
フランスに行く前に、年賀状を書き終わりたいと思って筆ペンを握りしめている
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

皆さんは、年賀状作成、順調ですか?

さて、住宅会社はモノづくり企業です。
モノをつくる会社ということは、当然家が出来上がるまでのプロセスについて、
プロフェッショナルでなければならないと個人的に思っています。

お客様に家づくりを託していただいた後、
打合せを重ねながら、お客様の想いを形にしていくわけですが、
良い家を適正価格でつくるためにはさまざまなノウハウが必要です。

間取りのセンス。
外観をシャープに見せるための工夫。
コストを抑える設計。
カラーコーディネート。
クレームの無い施工。

挙げればキリがありませんが、とにかく良い家を適正価格でつくる上で、
たくさんのノウハウが必要になってくるのです。

モノづくり企業としては、設計と現場管理を自社でやることで、
自社にノウハウが構築されていくのです。

しかしながら、これらを外注に依存していると、
モノづくり企業としての肝心要のノウハウが社内に蓄積されていきません。

立上げ当初で、人手が不足している。
スタッフを雇用する余裕がまだない場合は、それでもいいのです。

しかしながら、企業として成熟してきたら、
必ずノウハウが社内に蓄積されていくような展開が望ましいです。

それが、長期的に自社が安定成長する上で、とても重要だと思います。
そして、そういう姿勢こそが、モノづくり企業にとってのあるべき姿だと思います。

効率やコストだけを考えて、安易に外注に頼ると、
住宅会社として長い目で見た時に強い企業にならないのです。
コメント
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