鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1861回】 やはり経営はトップ次第

2016年02月04日 | 住宅コンサルタントとして
いろんなクライアント様とお付き合いをさせていただく中で、
経営者はどうあるべきか、ということを日々、学ばせていただいております。

このお仕事、そして今ご縁を頂戴しているクライアント様には
本当に心の底から感謝です。

経営に関して目先のことを考えるのであれば、
今期の受注をどう獲得し、粗利益をどう改善し、目標利益をどう出していくか、
という視点になってしまいますが、中期的な視点で考えると
これからの時代、最も重要になってくるのはスタッフの採用です。

いろんな方が「この会社で働きたい!」と思ってもらえるような会社をつくる。
働こうと思っておられる方から見て魅力的な会社をつくる。

ここが非常に重要なのです。

目先の受注を上げることは、レベルが高くなればそれほど難しいことではありません。

組織的に強い会社をつくる、魅力的な会社をつくる方が難しいのです。

今、ご縁を頂戴しているクライアント様の中で、
本当に理想的な展開をされている会社があるのですが、
あまり人気のない職種でスタッフを募集しても、応募が必ず殺到するのですね。

一般のエンドユーザーさんだけではなく、仕事を通じて知り合う取引先のスタッフさんも
この会社が人を募集していることを知ると、応募してくるような状態です。
(社長は、ちょっとまずいなぁ、とおっしゃっておられましたが・・・)

その要因は何かというと、下記にまとめられると思います。

・社員教育を徹底し、とにかく社員さんのレベルが高く、
その社員さんが仕事を通じていろんな方と接する中で
「あの会社は、本当に素晴らしいよね!」という評判が地域に立っている
・社員教育を徹底するのは、縁あって一緒に仕事をすることになった社員さんに
本当に良い人生を送ってほしいし、成長して欲しいという思いから

常に社員さんを実の子どもを見るような目で見て、
注意するときは本気で注意する。
本当に社員さんの幸せ、充実した人生を考えている。
その実現のためには、当然ながら原資が必要なので、仕事に真剣に取り組む。

そういう社長の思いや姿勢が、スタッフさんに伝わっているのでしょう。

こういう思いをトップが持つと、組織はまとまり、愛社精神が溢れたスタッフさんが多くなります。

社員さんの成長、社員さんの人生の充実を願い、
取り組むべきことを決断し、更にそのチェックを徹底する。

本気で社員さんと向き合い、社員さんから信頼される。

こうした会社が日本中にできれば、各地域はもっと良くなっていく。

やはり経営はトップ次第なのです。
コメント
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