鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1869回】 経営者としてのいろんな方との付き合い方

2016年02月12日 | 住宅コンサルタントとして
中小企業の経営者であれば、ありとあらゆることをやれるようになっておかなくてはなりません。

営業も設計も現場管理もいざというときは自分がやらなければならない。
それから事務も経理も、いざというときは自分ができるようになっていなくてはならない。
更には対外的にいろんな方から好感を持っていただいたり、応援していただけるようになったりと
外交官的な役割も当然ながらやっていかなくてはならない。

中小企業なんて、所詮「経営者の人としての評価=会社のイメージ」となるのですから、
トップとして周囲の方と良好な関係を構築し、味方をたくさんつくっていく必要があります。

更にもっと言えば、何でも自分たちの力でやろう、なんていうのはおこがましい話で、
いろんな方のお力を借りながら、お客様の求めるレベルの商品やサービスを提供していこう、
という謙虚で前向きな気持ちが欠かせないと思うのです。

いろんな方が力を貸してもいい、と思って下さるようになるためには、
一回の接触の機会を逃さないで、
そこで圧倒的な良い印象を持っていただけるようにすることです。

昨日、とあるクライアント様にお昼にとても素敵なレストランに連れていっていただきました。

建物の外観、お庭のつくり込みを見て、次元の違いを感じました。
そしてお店に入ってスタッフさんに対し、
自分が率直に感じたことをお伝えし、
更にはそのお店の中で素晴らしいと感じた点を具体的にお伝えさせていただきました。

するとスタッフさんの対応も変わってくるのです。

おそらく、昨日お伺いしたレストランでは、私のことを覚えて下さったと思いますし、
次回、お伺いした際に

「わが社はこういった事業をやっているので、もしよろしければ、一度遊びに来られませんか?」
「わが社でイベントを開催する際に、こうしたことをお手伝いしていただけませんか?」
「わが社のパンフレットをもしよろしければ、置かせていただけませんか?」

ということを頼める感じになったかと思います。

ただでさえ感性が素晴らしく、客層が非常に良いレストランです。
こういうレストランとコラボしない手はありません。

偶然の出会いを太いご縁に変えていくためのやり方をクライアント様に見ていただけ、
少しでも参考になったとしたら、とてもうれしいです。

事業を立ち上げるとか、会社を経営していくということはとても難しいことです。

ただ、己の力や魅力の足りなさを知り、その不足分をいろんな方に支えていただくために、
感性が近い、いろんな方と仲良くなって、応援され、応援できる関係をつくっていく。

それができるのは、中小企業の場合、経営者だけなのです。

いろんな方との付き合い方を上手にしていきたいですね。
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