鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1884回】 能力だけではダメ

2016年02月26日 | 住宅コンサルタントとして
建築の知識。
設計のセンス。
トークのうまさ。
見た目の華やかさ。

これら4つがあれば、多くのお客様から選んでいただけるかというと、
そういう訳でもなかったりします。

上記を全て満たしていたとしても、
ベースとなる人間性、考え方がスキルを上回っていないと、
「実力と受注が比例しないよな~」
といろんな営業マンを見ていて思います。

そういう営業マンって、正直、損をしていますよね?

根本、自分を律することができていないというか、
基本的な部分で大人になりきれていないというか、
ベースの部分でお客様を大事にするという気持ちが欠けていたり、
社会人としてのマナーを十分に理解できていない、という感じがします。

マナーが不十分だから、自分の感情を職場に持ち込んでいたり、
人の話を聴くときの姿勢になっていなかったりするんですね。

自分の言葉遣いや態度が、周囲の方にどんな影響を与えているのか、
そこまで気が回っていないということなのかもしれません。

根本の人間力、人への気配りや思いやりが欠けている営業マンは、
どこまでいっても並みのレベル、もしくは並み以下で終わるのです。

そういう営業マンに限って、
「お客様の前ではちゃんとやっています!」
とか言うんですが、結局それがお客様に伝わってしまっているんです。

だからいつもお客様に飢えている。
応援してくれるお客様が増えていかない。
人間力の高いお客様に恵まれないのです。

で、自分の業績がイマイチなのを「集客が良くないから・・・」と集客のせい、
もっと言うと会社のせいにしていたりするのです。

実力があるのに、こうした部分がイマイチな方を見ると
もったいないと思う今日この頃。

能力を高めるだけでは片手落ちということを理解しておきたいものです。
コメント
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