鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1871回】 「良い家とは何か?」の価値観を持つ

2016年02月14日 | 住宅コンサルタントとして
自分が扱っている商品やサービスにおいて、
そこに対する自分なりの価値観をしっかりと持っておく必要があります。

単純な商品説明ではなく、価値観が必要なのです。

例えば、

「当社の家は外張り断熱で、しかもサッシも高性能なものを使っているので、
非常に断熱性能が高く、省エネです」

という説明は、単なる説明。

これではお客様の心を打ちません。

「こういう性能を有する家に住むことで、
真夏と真冬の快適さが劇的に変わります。
そしてご主人や奥様のご両親ともし、ご一緒に住むことになった際、
この脱衣室や浴室、トイレとリビングの温度差が少ないことが、
万が一のヒートショックを防ぐことになるんです。
家の大きさと価格だけで住宅会社を決める人が多いですが、
住んだ後、10年、20年先のことを考えて、
ご家族にとってトータルで何がベストかを
しっかりと考えた上で、どんな家を建てるのかを決めるべきだと思います」

と、もし高性能な家が自社の売りであるのなら、
これくらいのことは言えなくてはなりません。

住宅会社の営業マンや設計で言えば、良い家の基準とは何か?
保険の営業マンであれば、ベストな保険とは何か?
コンサルタントで言えば、良いコンサルティングとは何か?
シェフであれば、良い料理とは何か?

こうした価値観、判断基準を持つようにしたいものですね。
そのためには、どんなことが必要でしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする