鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2637回】 親の責任

2018年03月20日 | 住宅コンサルタントとして
子どもに最も大きな影響を与えるのは、やっぱりどう考えても親だと思います。

親の行動、考え方、態度、習慣などが、子どもに与える影響は、限りなく大きい。

そういう自覚を持って親が生きて行けば、子どもはとても良い習慣を持つようになり、
その習慣が子どもたちの人格をつくっていく。

子どもたちが小さい頃、自分自身はどうだったかと振り返ると、
人としての態度・人間性は、正直かなり微妙(というか、赤点)ですが、
仕事に対する姿勢に関しては、ほぼ満点をつけても良いかな、と思います。

今とは比較にならないくらい、
子どもが幼稚園や小学校低学年の頃は仕事をしていましたから・・・。

家にはほとんどいない。
帰って来ても、食事の後、すぐに仕事に取り掛かる。

ワークライフバランス?
何じゃそれ。
そんな毎日でした。

自分が仕事で成果を出さなければ、住宅ローンが払えず、
家族を路頭に迷わせてしまう。

まあ、自分からそういう環境をつくった訳ですが、
年収が300万以上、下がった状態で転職しましたから、
自分に残された時間(=貯金で住宅ローンを補てんできる期間)が2年しか無く、
2年で300万以上、年収を上げなくてはならない、という危機感を常に感じていました。

だから、やるしか無かったんですね。

朝4時半に起きて、帰宅が1時前ということもざらでした。

そんな姿をやっぱり子どもたちは見てくれていたのかな、と思います。
だから、我が家では子どもに「勉強しなさい」という言葉を一度も使ったことはありません。

でも放っておいても、ちゃんと自分で考えてコツコツと勉強をしています。
今では逆に子どもの勉強する姿に、逆に自分が刺激を受けています。

なぜこんなことを今、書いているかというと、
You Tubeで情熱大陸の林修先生の回を見てしまったからです。

東大に余裕で受かってしまうような子どもさんになる要因は何か?という質問に対し、

・3歳から5歳までにどういうコミュニケーションを取ったか?どういう日本語を聞き流すか?
・ここが決定的である
・勉強しない子どもをつくったのは100%、親の責任

ということをおっしゃっていたんですね。

もう、その通りだな、と共感せずにはいられません。

だからクライアント様のスタッフさんたちで結婚されていてご家庭をお持ちなのにも関わらず、
プロ意識が薄くて勉強をされていないと感じる方を見てしまうと、
ついついおせっかいなことを言ってしまう癖があります。

「それじゃ、お子さんに示しがつかないし、
お子さんがひょっとしたら、大人になってから苦労してしまう・・・」

「自分が何も考えず、楽な方向に進むのは勝手だけれど、
自分が楽をして作った借金は子どもさんに引き継がれるんですよ・・・」

と思ってしまいます。

あなたが楽してあなたが苦しいのは、あなたの勝手だけれど、
あなたの大切なお子さんまで、変な習慣が身についてしまい、
結果、最も大切なお子さんが苦労することになってしまいますよ、ということです。

子どもさんの将来を考えると、親が、大人が努力して一所懸命生きることが大切。

そんなことを考えながら、おせっかいで口うるさいことを日々、言ってしまっています。

皆さんは、日々、努力する姿勢、勉強する姿勢を子どもさんに見せることができているでしょうか?
自分の言動が子どもさんに大きな影響を与える、ということを自覚できているでしょうか?
コメント
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