鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2640回】 ステージを変える段階

2018年03月23日 | 住宅コンサルタントとして
年間10棟から20棟前後をスタッフ数4人~6人くらいでやっている住宅会社は、
トップもバリバリ実務をやっていて、皆、業務がパンパン。

日々、仕事に取り組まれているケースが多いです。

こういう形は、利益が確実に出ます。
そして今やっていることが時流に合っているうちは全く問題ありません。

しかしながら、スタッフを定期的に採用するための活動もできない。
もちろん、スタッフ教育の時間も確保なんてできません。

ですから、時代の流れが変わったり、優秀なスタッフが退社したりすると、
一気に実務が回らなくなったり、新たな仕掛けができなくなったりします。

更に経営者は、会社を成長させたりレベルアップするために
いろんなことを考える余裕もなくなってしまう。

こうして、力はあるのにもかかわらず、年間10棟の工務店に終わってしまうのです。

こうした状況を打破するためには、
まず自分たちが次のステージに行くということを決定しなくてはなりません。

家業から企業へと変わる。
そのためには、スタッフを増やす。
スタッフを育成する。
ビジネスモデルを変える。
経営者が実務から離れる。
感覚でやっていたことを数値を取ってデータ化する。
データを検証し、改善する。

などなど、変わることを決定しなくてはなりません。

これまでの延長戦上で急に会社が変わることなど無いのです。

数年先のことを考えると、ある一定のレベル、
ある一定の組織をつくっておかなくてはならないので、
変わるべき段階にきたクライアント様には、積極的に変わる提案をしています。

いろいろと問題はあるかと思いますが、
変わるべき時には変わらなければならないのです。
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