鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2645回】 業績が好調なうちに、お客様の変化に適応する

2018年03月28日 | 住宅コンサルタントとして
1年半近く前からお付き合いが始まった、あるクライアント様。

1年半前は業績も非常に好調でしたし、
経営の上でも手応えを感じておられました。

しかしながら、将来への備えという感じで、お手伝いをさせていただくことになったのです。

お付き合いがはじまってすぐに、

「今、通用しているやり方は、数年先に通用しなくなりますので、
新しい業態に転換した方が良いです」

と言い切りました。

そしてそのクライアント様の社長や役員の皆様が、
これまた見事に私の提案を真剣に受け止めて下さり、
大きな投資を決断して下さったのです。

ただ今、ビジネスモデルを住宅業界の新業態に変更している真っ最中。

そしてお付き合いが始まってから1年半近く経過して、
実際に過去のやり方が本当に通用しなくなってきていることを
そのクライアント様の社長は痛感されているようで、

「あの時、依頼をしていなかったら、と思うとゾッとします・・・」

とおっしゃっておられました。

実際、住宅業界の定番であった、総合展示場への出店と完成現場見学会では、
95%以上の会社で見込み客不足、商談客不足が起こっているのです。

お客様は総合展示場にも完成見学会にも価値を感じ無くなっているのですが、
その現実を受け止められていない会社が圧倒的に多いのです。

その間に、一気に時流に合ったビジネスモデルを展開しておくことで、
圧倒的な差をライバルにつけることができます。


業態を変えるには、投資が必要です。

経営がジリ貧になってからでは、投資ができないのです。

だから業績が好調なうちに、次の一手を打つ。

時代の流れ、お客様の変化を掴めている自負がある経営者は、ご自分で、
その自信が無い経営者は、プロの力を借りてでもやっておくべきです。

業績が下がり切ってからでは遅いのです。
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