鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2621回】 本番の前の準備で結果は決まっている

2018年03月04日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、3月からお付き合いをさせていただくことになった、
とあるエリアの住宅会社さんにはじめてお伺いしておりました。

既にそのエリアで一番店になられておられますが、
新しい展示場に出店したり、今の商品群をブラッシュアップする上で、
いろいろな提案をして欲しいということがきっかけで、お声掛けをしていただきました。

昨日、現地に着いて(といっても、電車に乗り遅れる、という失態をしてしまったのですが・・・)、
現在のモデルハウス2棟を見学させていただき、
更に現地でいろんなヒアリングをさせていただきました。

事前に私が予想していたことと、クライアント様の現状や建物のレベルに
結構な差がありました(良い意味で、です)。

自然素材の施工精度や建物のしつらえなんかも、
予想していたよりも全然良くて、正直、とても嬉しく思いました。

住宅会社はやはりメーカーですから、品質の良い建物を建てる、
ということが企業にとって最も基本中の基本。

施工に真剣に取り組まれていて、結果レベルも高く、
これなら安心して業績向上していただける、と感じました。

そしてモデルハウスを見学させていただいた後、昼食をはさみ、
今後の方向性についてミーティング。

そこで私、今後の新モデルハウスのコンセプトやテイスト、
更には営業手法について、ご提案をさせていただきました。

このクライアント様にもしっかりとした強みがあるのですが、
その強みをあまりお客様に訴求できていないのではないか?
伝え方も時代の流れに沿った、右脳に伝わるような伝え方ができるのではないか?
そして新しいモデルハウスに沿った営業手法を定着させる必要があるのではないか?

そんなことをご提案させていただいておりました。

実際にお伺いして他社状況を見ることで、
何をどう強化すべきかは、すぐに分かります。

これは自分自身、全国のいろんな会社を常に調査し、
更にはエンドユーザーの嗜好を研究しているからです。

すなわち、クライアント様のところに行く前の準備が大切、ということ。

全ての仕事って、同じではないかと思うのです。

料理人さんも、お客様が来られる前の仕込み段階で勝負は決まっていますし、
設計さんも良い設計をするためには、
プランニングに入る前にどれだけ良い建物、一流のデザインに触れているかだと思います。

営業マンも、お客様の前に出る前に、勝負の結果は決まっているのです。

日常の研鑽、準備で勝負は決まる。

皆さんは、本番前の準備、手を抜いていませんか?
コメント
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