鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2646回】 トップの情熱しかない

2018年03月29日 | 住宅コンサルタントとして
人の採用に関して、どの企業も苦労されています。

ハローワークで募集しても、応募すらない。
人材派遣会社に登録しても、状況は変わらない。

採用ができないことを
この地域は若者が出て行ってしまうから、とか
少子化のせいにしても、何も状況は変わらない。

そういう時に、どうするか?

昨日、お伺いしていたクライアント様では、
社長自ら貪欲に動きまくり、
会社のビジョン、理念をいろんな方に発信し続けていたそうです。

結果、人材会社の担当者の方がその情熱に心を打たれ、
自社に合う、情熱を持った方を紹介して下さるようになってきたとのこと。

実際、その人材会社の担当者からとても熱いメッセージをいただいており、

「この社長のために、良い人を紹介してあげたい」

という気持ちになられたようです。

中小企業の場合、大手さんと比べて福利厚生など条件面で勝つのは、限りなく難しい。

結果、自分たちのビジョンや情熱を伝えるしかないのです。

でもその情熱に共鳴する方は、トップの思考が社会的に正義を貫いていて、
社会のため、お客様のため、ということであれば、少なからずおられるものです。

昨日、採用が決まった方にお会いさせていただきましたが、
正直、衝撃を受けました。

ちょっとあり得ないくらい、人間力の高い方ばかりだったのです。

いろんなクライアント様で、人の募集をされていますので、
転職市場がどうなっているのか、どのレベルの方が多いのかは、
私なりに分かっているつもりです。

ですから、このレベルの方を採用されるために、
どれだけ社長が尽力されたのかを考えると、ちょっと胸が熱くなってしまいました。
と同時に、自分にできることは、何でもお手伝いさせていただきたい、とも思いました。

ちょっと古いかもしれませんが、
やっぱり人の心を動かすのは、情熱しかないのです。

お客様に幸せになっていただきたい。
自社の社員さんに成長して欲しい。

こうした情熱を持って、日々仕事に向き合えているか?
チェックしたいものですね。
コメント
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