コロナ禍の中、住宅業界には
追い風がビュンビュンと吹いていました。
家時間が長くなり、今の住まいの不満を感じた方が、
今の住まいの問題を解決するために、
家を建てることを決断して下さったのです。
本当に2022年2月までは、
大半の住宅会社のお客様の来場は順調でした。
でも、ロシアがウクライナに侵攻し、
原油価格が高騰したことと
コロナが世界的に収束し、一気に需要が高まった。
ところが中国ではゼロコロナ政策が続いていたり、
コロナで生産や物流が滞っている地域もあったりして、
需要に対し供給が全く追い付かない、
という事態が起こった。
結果、物価が世界的に上昇しているのですね。
この物価上昇に加え、電気代高騰の影響が、
日本の一般的な消費者に襲いかかるのが、
この冬場だと個人的に思っています。
富裕層の高額消費に関しては、
全く影響がないと思いますが、
一般的なご家族の消費マインドは
年明けからかなり冷え込むであろうと感じています。
2023年の前半は、個人的に平時ではなく、
有事のマーケティングを展開していくべきかと思っています。
お客様のマインドはポジティブではない。
コピーで使う言葉の選択であったり、
広告のデザインを有事モードで制作していくことで、
エンドユーザーに刺さると思っています。
そして2023年は、2021年や2022年の2月までのように、
多くのお客様に来場していただけない時代となるでしょう。
その中で如何に成約率を高めていけるか、
ということが住宅会社の業績を決定するのです。
有事のマーケティング+成約率を高める、
ということが2023年のテーマです。