会社はトップで100%決まります。
トップの器以上の会社には、絶対にならない。
トップの器を超えた瞬間、組織は乱れ、
必ず何人か社員さんが辞めていって、
トップの器にあった組織規模になる。
組織はこれを繰り返します。
私はこの仕事を通して、いろんな経営者の方を拝見してきました。
自分自身は人間的にも未熟だし、器も小さいですが、
ありがたいことに、素晴らしい経営者の方にたくさんお会いできました。
そんな中で気づいたことがあります。
◆器の小さい経営者の特徴
1.自分が話題の中心にいないと面白くない
2.自分の過去の功績、実績を語りたがる
3.基本、ナルシストでかまって欲しいオーラが出ている
4.一人で決断、行動できない
5.自分と考えや価値観が違う人を拒絶する
◆器が大きい経営者の特徴
1.主語がいつも「お客様」と「ウチの社員」
2.今、会社があるのは、社員さんが頑張ってくれたおかげ、と本気で思っている
3.謙虚ですなお、自分がイメージできないことでも、とりあえずやってみる
4.一人で決断、行動ができる
5.自分と価値観や考え方が違う人にも寛容的
ビジネススキルがどれだけあろうが、
仕事がどれだけ出来ようが、
人としての器を大きくしていく努力をしなければ、
良い経営者にはなれません。
自分が仕事ができることと、経営とは、
全く分野が違うことなのです。
ビジネスのセンスがあると、
お客様から選ばれ、受注量が上がっていきますが、
それをこなすためには人が必要です。
だから組織は大きくなります。
この大きくなった組織を維持し、更に成長発展させるかどうかは、
全てトップの器次第なのです。
少なくとも、経営者はそういう風に考えていなくてはならないのです。