鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第350回】 お客様との接点を最大化する

2011年12月16日 | 住宅コンサルタントとして
今朝ホテルで外を見ると、かなりの雪が積もっていてビックリしている中で、
朝からしっかりとスクワットをやっていた、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

もう、年末なので体が悲鳴を上げまくっていますが、
あと少しだけ持ってくれれば、と切に願っています。

さて、リフォームビジネスを展開していく上で、最も大切なことは何か?

私個人的に思っているのは、お客様との接点を最大化することです。

OB様、それから現場近隣のお客様との接点を強化することが、
最終的に商売をやりやすい環境をつくっていくことになると思っています。

そこで私自身、今クライアントにオススメしていることがありますが、
昨日はそのことについて、具体的にお伝えさせていただきました。

おそらく1年後には、かなりの効果を感じていただけるのではないか、と思っています。
また、前回のコンサルティング時にご提案したある施策も、効果がしっかりと出ており、
着実に階段を上がっていただいている感覚を持ちました。

まだリフォームを本格的にスタートして2年経過していませんが、
良いペースで進んでいただいていると思います。

最近、特に思うのですが、新築だけでなくリフォームでも、
チラシを見て即反応をするお客様が減少してきている気がします。

リフォームはチラシを定期的に打つ必要がどうしてもあるビジネスなのですが、
普通の反響型のチラシを打ってももうあまり意味がないか、と・・・。

チラシに加え、もう1つプラスアルファの取組が必要だと思っています。

エリアを絞ってその活動をすることで、
確実にそのエリア内で商売がやりやすい環境をつくることが出来ます。

そのポイントが、「顧客接点を最大化する」ということなのです。

皆さんなら、お客様との接点を増やすために、どんなことをやればいいと思いますか?
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【第349回】 お客様に支持される家を体感する

2011年12月15日 | 住宅コンサルタントとして
最近、何だか体調が優れないなぁと思っていたら、
よくよく考えると足裏マッサージをしていなかったことに気づき、
昨日から足裏を刺激しまくっている、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

体調が悪くなると、ブログのキレも何だかイマイチなような気が・・・。
常に体調管理に気をつけよう!

さて、昨日はとあるクライアントがこの秋にOPENした新しいモデルハウスを
近隣のクライアントに見ていただくという視察ツアーをさせていただいておりました。

クライアントに無理を言って、
当日予定していたコンサルティングを午後スタートにさせていただき、
午前中の視察ツアーの時間をつくっていただいたのです。

本当に、いつも無理ばかり言って、申し訳ありません。
いつもお願いを聞いて下さっていることを心から感謝しております。

このモデルハウスは、オープンしてから4週間で230組以上の方に
ご来場いただいているそうで、来場されたお客様の反応はおおむね良好とのことです。

私がオススメしている「コンセプトモデル展開」のビジネスモデル第4弾となるこのモデルハウスは、
今の若い女性が見れば、ウキウキワクワクするポイントが満載なのです。

今のお客様が求めている家は、言葉や理屈だけで伝えきれるものではなく、
実際に見ていただくのが一番です。

集まっていただいた、5社41名の近隣のクライアントの反応を見て、
企画させていただいてよかった、と心から思いました。

経営者やマーケティング担当者、営業担当者の方には、お客様が求めている家のポイントについて。
そして、工事担当者の方には、納まりや施工上の注意点の情報交換。
来年からコンサルティングをスタートさせていただく会社さんには、
まずは商品のレベルを実際に見ていただく、ということが目的でしたが、
本当に各社さん同士、良い時間を過ごしていただけたのではないか、と思います。

常にホンモノを見る。
自分達とは違う家づくりをしている会社がこだわって作った家から学ぶ。
感性を磨き続けることこそが、これからの住宅会社として不可欠だと思っています。

そして私自身、自分の感性を磨き続け、
お客様がワクワクするような商品開発のアイデアを出し続けなくてはならないと思っています。

皆さんは、他社の家をちゃんと見ていますか?
刺激を自分に与えることが出来ていますか?
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【第348回】 年末の予定

2011年12月14日 | 住宅コンサルタントとして
2年前から、年末は海外で過ごすようにしています。

異国の地で、いろんなものに触れて、自分の感性を磨くということが、目的の1つです。
そして、1年間頑張った自分、更には支えてくれた家族に対するご褒美的な感じで
海外でゆっくりと過ごすようにしています。

今年は、フランスに5泊(飛行機で1泊)の予定で行ってきます。

フランスに行く最大の目的は、やはり感性を磨くことです。

街並みを見る。
建物を見る。
お店をたくさん見る。
そして美術館でさまざまな芸術品に触れる。
写真をたくさん撮りまくり、
クライアントのチラシやツールに使ってもらえるようにもしたいと思っています。

そして、こうした中から、新しい商品のヒントを得られればなぁ、とも思っています。

更に、2012年は、是非海外ツアーも企画したいと思っています。
その下見も兼ねたいと思っています。

これからの時代、住宅会社としては
感性を磨きまくらなければ、勝ち残って行けないでしょう。

普通の商材を使って、普通の家を建てていたら、価格競争に巻き込まれ、
価格による差別化をしなければ、お客様から支持されませんが、
それだと完全に大手ローコストメーカーに勝てないでしょう。

如何に差をつけるのか、ということを考えなければなりませんが、
やはり商品の価値で差をつけるのは大切だと私は考えています。

そのために、クライアントや勉強会のメンバーにどんな情報を提供していくことがいいのか、
ということを考えた場合に、ホンモノを見るということが大切だと思うのです。

2012年、是非一緒に海外に行き、素敵な建物、洗練された街並みを実際に見て、
勉強したいとお考えの方は、是非一緒に行きましょう!
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【第347回】 近い人にまずは満足していただく

2011年12月13日 | 住宅コンサルタントとして
「新規のお客様がなかなか来場してくれない」
「優秀なスタッフが入社してくれない」
と、住宅会社を経営していると、いろんな悩みがつきものです。

ただ、新規のお客様も、まだ見ぬ優秀な能力を持った方も、自社からすれば、遠い存在です。

この、まだ見ぬ遠い人に期待したり頼ったりするのは、かなりまずいと個人的に思います。

商売の基本は、まずは身近な方に徹底的に満足していただくことなのです。

新規のお客様の来場を期待するよりも、今家を建てさせていただいているお客様、
それからすでにお引渡しをさせていただいたお客様に満足していただくような行動をする。
新しいスタッフを採用するより前に、まずは今、働いてくれているスタッフの方に
満足していただくような改革をする。

遠い人よりも、身近な方が満足し、応援してくれるような環境をつくっていかないと、
結局長期スパンで見た時に、商売が広がっていかないのです。

こうしたことを理解せず、常に新規のお客様の来場ばかり期待する経営者は、
これからの時代、住宅業界では通用しないでしょう。

身近な人に喜んでいただけるような生き方をする。
そのバロメーターとして最適なのは、家族が満足してくれているか、
パートナーが満足してくれているか、ということでしょう。

身近な人を満足させられるからこそ、遠くの方を満足させられるのです。

皆さんは、身近な人に満足してもらっている仕事、生き方が出来ていますか?
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【第346回】 神戸を散策する

2011年12月12日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は家内の誕生日ということもあり、お休みをいただいて神戸に行っておりました。

「神戸ルミナリエを見たい」という家内のリクエストに応えるためです。

私自身、神戸はあまり縁がありませんでした。
高校時代にポートピアランドという遊園地や異人館に数回行った程度で、
それ以外のところはほとんど知らないのです。

ルミナリエは5時頃から、ということでしたが、せっかくの神戸なので
お昼は神戸牛を食べようと、ステーキハウスを事前に予約していました。

しかしながら、元町駅を降りてすぐにある海鮮丼屋さん、
それから中華街の活気を見た瞬間、別に予約をしなくても良かったなぁ、と思いました。

神戸の中華街の店頭で売られている食材のおいしそうなこと!
しかもメチャクチャ安いのです。

「来年はもう少しお休みをもらって、こういうタウン散策をやりたいね!」

と改めて言われました。

よくよく考えると、今年はお休みを昨年までよりは、少し多く頂いたのですが、
子どもをゴルフに連れて行くことが多く、家内とはあまり行っていないのです。

しかも、関西に住んでいながら、あまり関西を見たことが無いことも改めて実感。
もっと地元を知らなければと思います。

その後、年末のフランス視察のための道具を買いに、アウトドアブランドのモンベルに。
神戸は、本当に路面店が充実していて、しかも街の大きさも程よく、
住むにはとてもいいなぁ、と思いました。

そして夕方16時前から、ルミナリエを見るために行列の中、並ぶことに・・・。
あまりの多さにちょっとビックリしましたが、記念にイルミネーションを見ることが出来ました。

神戸にしても大阪にしても京都にしても、身近にある街は案外散策しないもの。
しかしながら、そういう場所を見ることで、気分転換にもなりますし、新しい発見もあります。

地元や身近な街をもっと散策し、新しい発見をいろいろとしようと思います。
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【第345回】 甘々ビジネスパーソン

2011年12月11日 | 住宅コンサルタントとして
プロのビジネスパーソンであれば、結果に対し責任を持つべきだと思っています。
基本的には、

「給料の3倍以上の成果を出さなければ、給料をもらう資格が無い」

というくらいの覚悟を持っているべきなのです。

しかしながら、甘々ビジネスパーソンは、経営者の気持ちに立つことも無ければ、
もちろんお客様の立場に立つこともありません。

本人に訊くと、

「いや、もちろんお客様の立場で考えるようにはしています」
「会社に対しては、申し訳ないと思っています」

と答えるのですが、実際のところは責任感が無いため、それが周囲には全く伝わらないのです。

結果、会社に対してもお客様に対しても、
両方に無責任な仕事をしてしまっているのです。

会社から指示されたことだけをやって、

「結果が出なければしょうがない」

というような考え方を持っているのです。

何が何でも、目標を達成するために、後自分は何をすればいいのかということを考えませんし、
どうすればいいのかを周囲の方に訊いたりもしないのです。

結果も出していないくせに、全てが受け身。

しかしながら、こういう奴に限って妙にプライドが高いので、
こうした甘さの指摘をしても、すねてしまったり、怒ってしまうのです。
で、酒を飲んだ席なんかで、周囲に昔の自慢話をしたりするんですね。
救いようがありません。

時代が変わり、こういうレベルの人を組織で養っていくことが出来なくなりました。
結果が出なくとも、本当に一所懸命仕事に取り組んでいる人は、
周囲のモチベーションを高める上で非常に貢献してくれているので必要なのですが、
結果も出さず、マイペースで仕事をしている、プライドの高い奴は不要なのです。

時代は変わったのです。

皆さんは、組織の中で、ちゃんと貢献できる人材になっていますか?
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【第344回】 マニュアルを超える思いやり

2011年12月10日 | 住宅コンサルタントとして
家1軒が完成するまでに、いろんな人がいろんな仕事をする必要があります。

全ての人が、同じ情報や統一の基準を持つために必要なのが、図面です。

この図面が完璧であれば、基本的に現場では図面通りにつくっていけばいいので、
ミスが極端に減ることになります。

しかしながら、図面をつくるのも人間なわけです。

人がおこなう仕事でも、機械がおこなう仕事でも、ミスやフリーズは必ず発生するのです。

だから、私個人的には、「図面通りにつくればいいんでしょ!」という考え方が
現場監督や職人さんの間に広がることは、非常に危険だと思っています。

現場監督や職人さんは、図面を疑って仕事をする。
設計側は、図面に明記したからといって、それで監督や職人さんに全てが伝わるとは思わない。

こうしたいい意味で疑うことが、住宅業界で働いていく上で、とても大切なことではないかと思います。

なぜ、私がこんな考え方になったかというと、それは前前職時代に苦い経験をたくさんしたからです。

設計事務所が間に入って、ゼネコンが入札で落とす物件で、
積算のために図面をいただくことが、何度もありました。

しかしながら、設計事務所の描く図面が、本当にいい加減なのです。

平面図と立面図、建具表の数が一致しない。
制作範囲を大幅に超える寸法のサッシや建具が表記されている。
納まりようのない納まり図が描かれている。

そんなことが、ほぼ100%あったのです。

また、はじめてお仕事を一緒にさせていただく工務店さんやゼネコンさんも、
まあいい加減な人がたくさんいました。

事前に監督さんと打ち合わせをさせていただいて、納まり等について図面までお渡しして
説明しているのにも関わらず、その図面をまあ見ていないのです。
その結果、間違って施工されたり、現場から確認の電話が何度も入ったり、
ということが、山のようにありました。

こちらが、こちらの立場でちゃんとした仕事をしても、相手がちゃんと仕事をしてくれなければ、
結局現場やお施主様が困ることになってしまう。
しかも、そのフォローで自分の時間も多大に奪われてしまう。

だとすれば、図面や資料に頼らず、工事前に携わるスタッフが全員一堂に集まり、
そこで顔と顔を突き合わせて、図面と言葉で確実に伝えることが、最も確実なのだ、と。

そこで、そうした仕事の進め方にしたところ、現場の職人さんや監督さんから
電話をガンガンもらうことが、圧倒的に少なくなりました。

メーカー側の理屈で、「事前に資料を渡していますから・・・」ということが
通用しないのが、建築現場なのです。

そして、トラブルの結果、最も困るのは、間違いなくお施主様なのです。

お施主様を困らせることが無きよう、
そしてお施主様に家づくりを頼んで良かったと思っていただけるような仕事をすることこそが、
仕事の目的であるはずです。

「私は決められた通りにやっていますから・・・」というような、
くだらない発想をしている時点で、本当に良い仕事は出来る訳もありませんし、
自分自身の成長も止まってしまうでしょう。

「マニュアル通りにちゃんとやっていますから・・・」という自分本位の仕事の進め方をしていませんか?
本当にお客様のことを考えて、仕事をすることが出来ていますか?
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【第343回】 話を聴く態度

2011年12月09日 | 住宅コンサルタントとして
長年1つの仕事をしている人は、2つの考え方に分かれると思います。

1つは、

「俺は長年、この仕事をやって、ほぼ全てのことを分かっている」

という考えを持っている人。

もう1つは、

「長年、この仕事をやっているけれど、本当に奥が深い仕事だ。
もっと勉強しなければならないし、自分自身が知らないこともたくさんある」

と考える人。

個人的には、前者の人は自信過剰だと思いますし、後者の人は謙虚な人だと思います。

私自身、このお仕事を通じて、
本当にたくさんの方々にいろんなことをお伝えさせていただく機会がありますが、
自信過剰な人は、見ていてすぐに分かります。

普遍的なこと、本質的なお話をした際に、
顔に「そんなの、分かってるよ!」と書いてあるんです。

そして、本当に自分の知らない部分の情報やノウハウだけを求めているのですが、
そうした話をした時だけ一所懸命メモを取ったりするのです。

で、それ以外の話のときは、携帯をいじったり、i-padをいじったりしているのです。

でも、話をしている側は、実は全て分かっているんですね。
で、そうした人には、実はお伝えする立場の人も、気分が乗りません。

相手の気分を悪くさせている、ということに、本人は気づいていないのです。

結局、相手のことを理解する気持ちや、相手の立場で物事を考えることが出来ていないのです。
自分本位なのですね。

お客様の前では、いい顔をするのかもしれませんが、結局それはお客様にもばれていたりします。
そしてそういう人は、紹介が異常に少なかったりするのです。

私が感じるに、超一流の人は、本当に謙虚です。
超一流の人こそ、ほぼすべてのことが分かっているのにも関わらず、
本質的な話をしても、とても気持ちの良い反応をして下さいます。

だから話す方も、ついついおまけで準備をしている以上の情報もお伝えしてしまったりするのです。

1.5流や2流の人は、まずはそういう超一流の姿勢を見習うことから始めなくてはなりません。

皆さんは、人の話を聴く態度が、ちゃんと出来ていますか?
話す人を不快にさせるような行動や態度をとっていませんか?
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【第342回】 つながりを広げる

2011年12月08日 | 住宅コンサルタントとして
体重計に毎朝のる癖がつき、自分のウエイトの変化を楽しんでいる
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

前日の食事量やどんなものを食べたかで、
確かに翌日の体重は数百グラム単位で変わるものですね。

この時期は、お鍋で野菜がたっぷり摂れるので、
実は適度な運動をすれば、ダイエットに適してるのではないか、と
最近思うようになりました。

さて、以前家を建てさせていただいた自社のOB様や、自分の昔からの友人と
今でも良いお付き合いが出来ていますか?

紹介がある、なしに関わらず、
OB様と程よい距離感でお付き合いが出来ている会社や営業マンは、
間違いなく一流です。

逆に用がある時以外、連絡が来ないとか、連絡しなかったりする会社や営業マンは、
現時点でそれなりの受注が出来ていたとしても、二流です。

お客様との付き合い方が下手と言わざるを得ません。

お客様と程よい距離感でお付き合いするためには、どんなことが必要なのか?

これは、コミュニケーションの頻度もまあまあ大切だとは思いますが、
頻度よりももっと大切なことがあります。

ここの部分が分かっている人、出来ている会社は、
実はチラシをたくさん折込まなくても、雑誌に頻繁に掲載しなくとも、
何故かお客様がたくさん居たりします。

商売の王道は、たくさんのお客様に応援していただいている状態をつくり、
常にたくさんのお客様で溢れている環境をつくることです。

その環境をつくるために、商品やサービス、人間性を磨いていく必要があるのですが、
その商品やサービス以外にも、大切なポイントがあるのです。

そしてお客様と常につながっている状態をつくることです。
そのために、住宅会社が力を入れなければならないことが、ちゃんとあります。

これをいろんなクライアントにお伝えしているのですが、
残念ながら出来ている会社は非常に少なかったりします。

つながりを広げるために、必要なポイント。
皆さんは、分かりますか?
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【第341回】 数字の分析から、今何をすべきかを知る

2011年12月07日 | 住宅コンサルタントとして
私はクライアントの成長につれ、
契約に至るまでの細かな数値を録っていただくよう、
お願いするコンサルタントです。

結果だけでなく、結果に至るまでの「プロセスの数字」を分析すれば、
自分達の課題が非常に見えやすくなるためです。

昨日、とあるクライアントでそのプロセス数字の分析を分析したのですが、
長年やり続けると、本当に参考になるたくさんの発見があります。

このクライアントは、複数店舗展開している会社なのですが、
昨年までは「全店合同イベント」をやっていました。

ところが、今期から各店単独でスタートしたのです。

その方が、「お客様がご来場していただける」という、各店の店長の判断によるものです。

しかしながら、結果を見ると、昨年と比較して、来場がやはり落ちていました。

更に、各店で広告を作成するようになってから、あるポイント訴求が弱くなっている、
ということも分かっておりました。

現場で数字の責任を持つ人に、マーケティングも担当してもらうと、
どうしても目先発想になりがちで、中長期的なブランドをつくっていく情報発信の意識が欠けるのです。

その部分に対し、昨日は私なりの意見をぶつけさせていただきました。

昨日、いろんなお話が出来たのは、
このクライアントがプロセスの数字を何年も録り続けてくれているからです。

前年同月と比較してどうか、前年累計と比較してどうか、ということが
瞬時に分かるので、次の一手を打つためのアイデアがすぐに出てきます。

こうして、企業は軌道修正をしていくのです。

しかしながら、結果しか録っていない会社は、
ただ業績が上がった、下がったということしか分かりません。

そした下がった時には、「もっと頑張れ!」という、ど素人発言しか出来なくなるのです。

結果だけではなく、プロセスの数字を録り続けることは、とても大切です。
特に、複数店舗展開をしている会社、スタッフの人数が多い会社にとって、
これは絶対にやっておかなくてはなりません。

後は、数字の分析の仕方、目のつけ方も大切です。

データは、ただの数字の羅列でしかないので、
それの分析の仕方、目のつけ方までマスターして、はじめて価値があるのです。

皆さんの会社では、プロセスの数値化が出来ているでしょうか?
また、その分析の仕方もマスターしていますか?
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【第340回】 心の貧しさが結果に出てしまう・・・

2011年12月06日 | 住宅コンサルタントとして
超一流の人の仕事に対する姿勢を知ったり、努力に触れると、
思わず泣きそうなくらい感動してしまう、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

どれだけ仕事に対し、お客様に対し一所懸命なのか?
こうした姿勢がお客様に伝われば、
分かるお客様には分かっていただけると思います。

今の時代だからこそ、逆にそういう泥臭さ、熱さが必要であり、伝わるものだと思います。

しかしながら、その逆で、心の貧しさもお客様に伝わってしまうのです。

例えば、全国的に展開させていただいている合同リフォームイベント。
私は絶対にOB様もお呼びするべきだと思っています。
そもそも、OB様が過去にご注文をして下さったからこそ、今の自社があるわけです。

ところが、

「OBさんは別にイベントに呼ばなくとも、ウチに注文をくれる。
そんなことより、新規をたくさん呼べる企画をして欲しい」

ということを言う人も中にはいるのです。
そして、OB様に招待状やチラシをお届けはせずに、
新規のお客様と出会い、受注することばかり狙っているのです。

新規のお客様に来ていただくことは、もちろん大切です。
新規のお客様の来場を増やしていくための施策は、確かに大切です。

しかしながら、そういう発言をするのは、OB様のありがたみを分かっていないと思うのです。

そしてそういう会社は、得てして工事終了後のOB様との付き合い方も下手で、

「商売を継続するほど商売がやりやすくなる」

という商売の王道から外れているのです。

新規のお客様ばかりを狙っている、心貧しい考え方です。

自分がお客様の立場だったら、そんな考えの会社をどう思うでしょうか?

新規のお客様を集めようと考える前に、
まずは過去、自社で家づくりやリフォームを託して下さったOB様を大切にしているのか、
ということを考えてみる必要があると思います。

新規客からの受注ばかりを考えている、心の貧しい会社、営業マンは、
結果までそのまま貧しくなってしまうのです。

皆さんは、心貧しくなっていませんか?
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【第339回】 フェイスブックデビュー

2011年12月05日 | 住宅コンサルタントとして
フェイスブックデビューを果たしたものの、イマイチ使い方が分からず、
特に写真のアップが苦手な鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

私は携帯電話を使うのも実は苦手。
かなりの機械音痴なのです。

個人的に、別にフェイスブックを使わずとも何も困らないのですが、
とにかく自らを進化させなければ衰退あるのみ、と思い、
苦手なことにもチャレンジしようと日々、もがき苦しんでおります。

さて、フェイスブックを何とか少しずつ使い始めて、分かったことがあります。
それは、実は私が昨年まで所属していた会社で、
かなり独立している方が多い、ということです。

私自身、基本的に自分が働いている会社の社内の諸事情には昔から興味がありませんでした。
いつも、自分が関心があるのは、お客様が何を求めていらっしゃるか、ということのみでした。

どこの会社にもいるかと思いますが、半期や1年の終わりに、
自社の人事異動の件や、組織がどうなるかをどこかから掴んできて、
さも自慢げに「俺、人事異動の件、知ってるぞ!」っていう奴がいますよね。

そういう奴を見て、内心

「他にやること無いのかなぁ?
自分が担当しているお客様に、ちゃんと満足してもらっているのかなぁ?」

といつも思っていました。

というわけで、私自身は以前の会社でも、人事の件に関心が無く、
昨年末で辞めた人で誰がいるのかも全く知らなかったのですが、
各分野で活躍されていた方が結構いたことを知りました。

そういう点で、フェイスブックは役立ちますね。

さて、フェイスブックを活用したマーケティングですが、
これは新築やリフォームの新規のお客様との出会いには当然向いていないですね。

ただ、OB様とのつながりを深める上では、結構良いのではと感じています。

OB様とのつながりを深めることで、最終的に新規のお客様も広がっていと思いますし、
OB様が気軽にメンテナンスやリフォームの相談が出来るようになるのでは、と思います。

ツイッターよりは、全然住宅業界に向いていると思います。
また、お客様の大半がスマホに変わってきていますので、
相性も良いと思います。

何社かのクライアントに、ちょっと提案させていただきますね!
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【第338回】 中村天風先生の本

2011年12月04日 | 住宅コンサルタントとして
いろんな方からいろんな人を紹介してもらい、
「世の中、ちゃんと感性や価値観が合う人はつながるようになってるなぁ」
と強く思う、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

11月、あるクライアントのコンサルティング時に、
たまたまその会社のスタッフの方が中村天風先生を描いた漫画を持っていました。

天風先生の本は、実は私が前の会社に入社してすぐに、
私の師匠が「これ、是非読んで下さい」と貸してくれました。
その時に初めて中村天風先生という人を知ったのです。

コンサルタントに成りたての当時、
私は、企業の業績はノウハウやテクニック、ビジネスモデルで上がると思っていました。
まあ、若かったせいもありますが、非常に薄っぺらい人間でした。

ですから、天風先生の「成功の実現」を読んでも、その言わんとすることは分かるのですが、
こころの在り方よりももっと実践的なノウハウが知りたいと思っていたので、
ほとんどその価値は分かっていなかったと思います。

師匠がせっかく好意で貸してくれたのに、とても大切なことを理解出来る自分ではありませんでした。

しかしながら、コンサルタントの仕事をさせていただいて6年。
少しは人間としても成長出来たと思いますが、
この段階でクライアントがたまたま本を持っている、ということも縁であり、
早速アマゾンで「心に成功の炎を」という本を購入しました。

今、途中まで読んでいるのですが、6年前に見た時の印象と
今改めて読むのでは、全く感じることが違います。

今、読んでみると、本当に共感できる部分が多いのです。
心の持ち方で自分に起こることが変わってくるという感覚は、私自身にもありますが、
自分の心を最適な状態にしておくことが大切だと改めて思いました。

自分が信頼できる方、尊敬できる方に何かを薦められると、
私はまずやってみることにしています(ギャンブルや投資は別ですが・・・)。

今回も、たまたま天風先生について書かれた漫画を
クライアントのスタッフの方がお持ちでした。

これは、「今、天風先生の本を読むといいよ!」と誰かが導いて下さっている、
と私は感じるのです。
その心が感じるがままに、行動していると、本当に良いことが起こるんですね。

また、近いうちにある方の導きで、面白い方を紹介していただくことになっています。
そして私の頭の中では、その方を別の方にご紹介しようと思っています。

こうしたつながりを大切にしたい、と思います。
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【第337回】 家という高額なモノを扱う自覚

2011年12月03日 | 住宅コンサルタントとして
「家を建てる」ということは、ほとんどすべてのお客様にとって、人生最大の買い物です。
家づくりにおける成功、もしくは失敗は、
お客様の人生そのものを左右するほどの力を持ちます。

我が社に家づくりを託して下さったお客様。
人生最大の決断をして下さったお客様。
本来、こうした大切なお客様に家づくりそのもの、その過程を愉しんでいただき、
完成後の新しい住まいで、その後の生活を豊かに過ごしていただけるような
機能的で洗練された建物を提供していかなくてはならないと思います。

しかしながら、こうした部分を意識せず、
ただ目先の受注、自社の売上や利益だけを求めてしまっている会社は、
最終的にお客様との心と心のつながりは出来ないと思っています。

こうしたことを踏まえ、

「本当にその責任の重さを感じながら日々の仕事が出来ているのか?」

ということを是非、このブログをお読みの皆様は振り返っていただければと思います。

住宅業界で働くその重さを理解すれば、
プロとして常日頃から取り組まなければならないことが
たくさん見えてくると思います。

素敵なお店を見て、空間デザインやコーディネート、素材を見る。
素晴らしい接客を受けて、どんなことをしてもらったらお客様は嬉しいのかを考える。
美術館や植物園、コンサートなどに足を運び、自らの感性を磨く。
雑貨屋さんや家具屋さんに行って、ディスプレイの勉強をする。

こうした知識やスキルを磨き続けなくてはなりません。

さらに、自らの人間性も高め続けなくてはなりません。

人は嫌いな人の言うことに耳を貸さないですし、嫌いな人からはモノを買いたくないのです。
どれだけお得でも、どれだけその人の言うことが論理的に正しくとも、
嫌な人は絶対に受け付けられないのが、人間の本質でもあるのです。

ということは、住宅業界で働く我々は、人として成長し続けなくてはなりません。
常日頃から自らの態度や言葉を磨き、
センスある身だしなみをして、心も磨くことが求められるのです。

こうしたことは一朝一夕に築けるものではありません。
毎日毎日の小さなことの積み重ねでしか、人は変わることが出来ません。

昨日の自分より、少しだけでも成長出来る自分でありたいものです。

住宅業界で働く責任の重さを理解し、
日々全力で取り組む企業、経営者、そして個人の方のお役に立てるよう、
私自身も小さなことを積み重ねていきたいと思います。
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【第336回】 大衆化を避けては通れない

2011年12月02日 | 住宅コンサルタントとして
先日、とあるクライアントの社長と男2人でとても素敵なイタリアンレストランに入りました。
(←相変わらず、ワインにはまっており、おいしいワインが飲みたいのです)

そのお店は2階にあって、階段を上がってお店に入るのですが、
階段を上がり切った踊り場の正面がガラスになっていて、
そのガラス越しにワインセラーが見えるのです。

お店というか、ビルのファサードももちろん良かったので、2階まで上がって行ったのですが、
ワインセラーの中のワインの多さに思わず入ってしまったのです。

レストランの中の雰囲気もとても素敵でした。
もちろん、料理もワインもとてもおいしかったです。

しかしながら、お店を出るまで、お客さんは私たち以外、誰もいませんでした。
ちょっと高級感がありすぎ、価格も地域の相場からすれば、高かったのかもしれません。

また、大阪は只今、百貨店各社が増床したり新規オープンしたりと
大百貨店戦争状態となっています。

こうした中、床面積を1.4倍に増床した高島屋大阪店は、半期で4%増どまり。
また鳴物入りで参入したJR大阪三越伊勢丹は計画未達の模様とのことです。
一方、百貨店の敷居を下げ、新たな業態をつくろうとしている大丸梅田店は、
業績が非常に好調とのこと。
売り場面積を1.6倍に増床したとはいえ、4月~10月時点の累計で、
昨年対比76%増とのことです。
(以上、12月2日発刊の日経MJより抜粋)

大丸はいろんな魅力的なショップを店内に誘致したり、
手ごろな価格帯の商品を持つテナントを誘致したりと、大衆百貨店路線を目指しています。
それが、功を奏しているということでしょう。

このトレンドは、住宅業界にも当てはまってくるのではないか、と個人的に思っています。

ただ、勘違いして欲しくないのですが、価格が安いだけの家がいいのではありません。
あくまで、魅力的でワクワクする家が、お値打ちで買える、建てられる、という家を
目指さなくてはならないのです。

単なるローコスト住宅大手の某メーカーは、本当に今、苦戦しており、
10年は絶対に持たないだろうと思っています。

素敵な家を手が届く価格で提供する。
そこを目指さなくてはならないのです。

これからの住宅会社が目指すべき指針が、大丸にあるのかもしれませんね。
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