
政府や日銀の「景気は下げ止まり、回復基調にある」という発表は政権交代前から何度も聞かされた。が、その実感が伝わってこない、というのが庶民感覚として定着しているようだ。逆にデフレスパイラルを示す物価下落へと進んでいる。デフレスパイラルは日本経済に悪影響というのが常識になっているのに。
庶民は物の値下げは歓迎だが、それが不況の道へ迷い込むのではちょっと考えるというもの。直近では外資系石油会社が国内のGSを閉鎖する、と報道された。少子化と若者の自動車離れやエコカーの普及が原因といわれる。素人にも理解できそうな撤退理由だ。9月の自動車販売台数はエコ減税中止で大きく落ち込んだ。
秋の到来が遅れ秋物衣料の販売不振を心配されるニュースを何度か聞いた。ここに来て季節変わりがハッキリし、売り方は腕のみせどころとなった。チラシの色も季節に似合った少し暖を感じさせる。
来店客増・販売促進のひとつに買い物金額に見合ったポイントの付加がある。それを採用していない大型店舗はないのではと思う。これの2倍や5倍は一般化して常識、10倍だって愕くことはなくなった。まとめ買いは10倍の日がいい。
ポイントが当たり前の日のスーパーの閑散とした通路、何かを間違えたのかと感じる。そんな日は店員さんの数も少し少ないか。売り上げ増の秘策はどこで練られているのだろう。さて、明日はどんなチラシが入るのだろう。
(写真:購買を促す垂れ幕も見慣れてしまった)