
「文字・活字文化の日」があることを初めて知った。2005年7月に施行された文字・活字文化振興法で定められたという。国民の間に広く文字・活字文化についての関心と理解を深め、知的で豊かな国民生活や活力ある社会の実現に寄与することなどを目的とする、とある。
それを読書週間の初日にあたる今日、10月27日とした。分かりやすくいえば、本や新聞の役割、言語教育などへの理解を深め、振興法の目的を達せようということだろう。活字文化の意味がわからず調べると「出版」のことを指すとある。
文字に接しない日はない。新聞を読まない本を読まない若者といわれるが、メール、最近はツイッターなど電子媒体で文字には接している。高齢者も類似しつつあるのではないだろうか。世界に類を見ない日本の文字や言葉、その意味するところを読み取れるように研鑽したい。
もうひとつ、今日は自分の60歳代最後の日。定年から10年、家族を含む多くの人に支えられてきた。明日からは、その昔には古来稀といわれその歳を祝ったという古希。いまさら変わるものはないが、歳に恥をかかせないよう、正直に過ごしたい。
(写真:自分を重ねたくなる切り落とされても生きている老木)