朝夕、肌寒さを感じ歩道を飾る落ち葉も少し色濃くなった感じがする。それでも晴れた秋空になると日なかは暑さを感じる。
畦道にしゃがんで写真を撮っているとき「うわぁ~」と驚いて呻くような声がした。急いで顔を上げると安堵したような知り人の顔があった。「あぁぁびっくりした。熊かと思った・・・」と語りかけられた、とうのは毎日訪問するブログの1節。
そのブログ発信者の隣接集落では、庭先で作業中の婦人が獣に後ろから覆われた事件が起きた。熊か猪かといわれるが熊のように思う。自治体では熊注意報を出し警戒を呼びかけている。市街地の国道から数軒ほど入った知人の近所でも大型の猪が檻で捕らえられた。
今年は県内で熊の出没情報が異常に多いという。小中学生に熊よけの鈴を配布した地域もある。山に餌が無いということだろう。夏の暑さのせいというが、冬眠の準備に入る動物にとってはまさに死活問題だろう。
いつも見事に実をつける柿の木、今年はないに等しい。こんな状態が山の中でも見られるのだろうか。熊を初めとする動物の世界だけでなく、いつ人の世界に舞い降りて来るか分からない、身近なニュースからそんなことを心配した。
(写真:秋ですと青空に誇れない柿の木)