日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

腐らず良かった

2017年01月27日 | 生活・ニュース

 第72代横綱となった日本生れの横綱について女性相撲フアンが「何か安堵した気持になった」とインタビューに応えていた。3代若乃花の横綱以来の日本人横綱にフアンの思いは同じだろう。奉納土俵入りを待つ長い列や報道機関の扱いを見ても喜びが分る。

 その横綱・稀勢の里が心境を綴った手記の全文が掲載されている。その見出しは「つらい時期 腐らず良かった」。声は出さないが「やった」と喜んだ。と言うのは、先日のブログで、横綱審の決定を受けての記者会見報道の中で印象に残った稀勢の里の短い「腐らず我慢してよかった」と喜んだ言葉を載せた。それが3段抜きの見出しとなっており、大ヒットを放った気分にさせた。

 歯がゆい気持ちで千秋楽を迎え「やるしかない」と何度も思ったという。それでも腐らず頑張り続けることに意味があり、諦めたらそこで終わりだ。自分は晩成型、不器用だが一つのことをやり続け今日になった。次の目標は東の正横綱と断言している。昨年後半から、稽古場で四股やすり足など体を動かす時に、ばちっとはまる感覚があり、まだいけると感じたという。これが積み上げの証だろうと思う。

 相撲好きだが、体格的に力士は無理だが行司の世界ならと角界で修業中の子息を思う父親のブログを読んだ。生涯の仕事と選んだことではあるが、離れて住んでいると気にかかることも多い。しかし、非常に厳しい修業の中に温かさを感じるという便りに相撲界の発展を願う親心が書かれていた。行司の世界も厳しいようだが「腐らず」努力すれば木村庄之助の道に繋がる。 
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