
「モグラは捕獲禁止」という話を聞いていた。その時は嘘だろうと思ったがそのまま時間が過ぎすっかり忘れていた。先日、久しぶりにモグラのトンネルを見つけた。数カ所とも盛り上がった土の状態からかなり大きなトンネルに見えるが、ふと、捕獲禁止の話を思い出した。稚拙なブログだが何度かモグラが登場したことを思い出し繰ってみた。
その中に、農家の方に聞いた捕獲について具体的に載せていた。ブリキで作った円錐状の2個を合わせて通り道に仕掛ける。トンネル状の円錐に入ったモグラは先細りと逆止弁の働きで御用となる。風車に小石をいれ、風車が回ると振動が起きる。その音と震度プを地中に伝えモグラを追い払う。これは隣の屋敷や畑に逃げるだけで退治にはならない。
「鳥獣保護法」で生き物を勝手に捕獲してはいけないことになっている。ただし狩猟許可による捕獲と「農林業の被害防止を目的とするネズミ、モグラの捕獲は規制対象外」とある。円錐形の捕獲機は棚田に仕掛け、モグラトンネルから水の抜けることを防ぐためで規制対象外になるようだ。捕獲した生きものはその場に放置してはならないというから処分が必要になる。
「生きているモグラを見たか」と問われると「見たような、そうでないような」と考えるが思い出せない。トンネルの様子から勝手に想像したり、耳学問で得た知識を想像に絡ませているように思う。童話などで地中に居ついたいわれを読むと、悪戯が過ぎた事でそうなっているようだ。不思議に思うのは、トンネルを掘った残土はどのように処理しているのだろうか。