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「🎵 線路はつづくよ どこまでも 野をこえ 山こえ 谷こえて はるかな町まで ぼくたちの たのしい旅の夢 つないでる」、これはよく知られた童謡の「線路はつづくよ どこまでも」の一節、これは日本の歌とばかり思っていたが、実はアメリカ民謡ということを知った。歌詞は山あり谷ありの日本の風景に似ているが広いアメリカにも似たところがるのだろう。
そんな鉄路も交通手段の発達で空を飛び高速道をぶっ飛ばす時代になり維持するのは並たいていの苦労ではなくなった。新幹線という高速列車は全国網になりつつある。一方で地方を中心にローカル線は廃線や三セクに変わるなど努力されているが、大きな灯りが見える報道はない。それでも維持を訴える声はある。
そんな苦しい鉄路でもしなければならない処理の一つに雑草がある。全国の鉄路沿いにどれほどの広さの法面があるだろうか。そこに生える雑草の量は計り知れない。法面の雑草対策として駅近くの住民がつつじを植え雑草刈をした経験がある。沿線住民も高齢化しボランティアでは処理できなくなった。
その対策として法面の半分にシートが設置された。雑草はすでに芽を出し伸び始めている。そんな新芽を眺めながら「どのくらい効果があるか楽しみ」と線路傍に住む知人は話す。 知人の家は、玄関を出たら法面の雑草が迎えてくれるような狭い道幅しかない。期待する効果が生まれることを願っている。