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世の中、便利になるというのか人との接触を省略したした形でビジネスが進む。スマホやカードを読み取り装置に翳す(かざす)だけで諸々が進んでいる。支払いも貸し借りも予約も何もかも言葉いらずで済む。便利といえば確かに逆らえないが、味気ない思いがする。そうか、翳すのは人でなく単なる装置だから言葉はいらないのだ。でも仕事ぶりは人力の比ではない。
消費税増税に向けて国を挙げてキャシュレス化に進もうとしている。紙幣と硬貨を使わなくて済むから便利だと思う程度で、口座振替は幾つか実行中だが、積極的に生活全部へ取り入れる準備は我が家にはできていない。キャシュレスかのメリットは大きなスペースで宣伝されるが、デメリットはそれほどでない。デメリットをしっかり把握して準備したい。
新聞や広告で目につくのがQRコード。四角い囲いの中に白と黒のドットパターンで情報が織り込んである。あの小さな囲いの中に、かなも漢字も英数字もとにかく大容量の情報が盛り込める。そして素人でも簡単なものは作成できる。1度正確に作っておけば書き間違いなどは起きらない。読取りはスマホや携帯で簡単にでき、読み取ることで指定の情報がすぐに得られる。
これも味気ないが、最大で仮かな・漢字合わせて1817文字、数字だけだと7千文字近く格納できるという。日本のデンソーが25年前に開発したという。QRを翳してお支払い、地方の町の小さなどんなお店でも扱えるようにはいつなるだろう。生活費の残高を気にしながらの生活でキャッシュレス化はどこまで浸透するのだろうか。