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経済情報で「円高ドル安」又はその逆が言われる。1ドル100円が110円になると「円安」といい、逆に110円が100円になると「円高」という。円の価格と安い高いが逆で違和感があり、ぼけっと聞いていると混乱してしまう。「円安」は外国の通貨に対して、円の価値が下がることで、単純には円での支払いが増える。
毎日の生活で、こうした為替の変動が生活に直結することは無いだろうが、「円安ドル高」が長期間続くと物価へ直結することになる。株価も下がり不況の風が吹き始める。そうならないように日々の生活に関係なくても為替相場には関心が必要になる。
先日、手元にあったドル札を両替のため久しぶり銀行の窓口に出向いた。銀行の経営は厳しく都市銀行の合併話もある。出向いた支店も厳しいのか、行員さんの姿は減っており、手続きを待つ客は大勢だが4つある窓口の2つしか応対していない。順番になって両替をしようとすると「この支店は両替の散り扱いが中止になりました」ということで他の支店を教えられた。
紹介された支店も手続きを待つ客は大勢だが行員は少ない。窓口も半分で対応している。おいおい、日本の経済大丈夫かと聞きたくなった。両替の担当者、ドルの対円価を示し手数料を引いた額を差し出しながら、「昨日はもう少し円安でしたが」と笑いながら話す。両替の時は円安の方が得するんだ、菓子代にもならない差額だが行員さんの笑いに応えた。