日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

三角の油揚げ

2023年09月17日 | 回想

 何年ぶり、10年近くになるかもしれない長い間見かけなかった三角の油揚げに今日を出会った。油揚げは「薄切りの豆腐を油であげたもので、薄揚げともいう」。対する厚揚げも和食には欠かせない食材の一つ。油揚げは、あぶらげ、あげ、ともいう。子供のころから今も、あぶらげ、あげ、で通っている。

 懐かしいと思いながら、もしやと思い、手に取ってみると、子どものころに住んでいた地区の豆腐屋の製品だった。二代目として継がれた方とは子どもころには野球などしながら遊んだことを思い出すが、早くに他界された。店はその二代目の奥さんが先頭になって継がれた。その人は子どものころから知っている。働き者で、納品されるとき店でよく出会っていた。

 家内はこの店のことは結婚してから知ったのだが、この店の豆腐とあぶらげは逸品と、必ず勝っていた。最近はスーパー店頭で見かけるあぶらげは長方形で複数枚が包装されている品が多い。CMで流れる有名店の品など生産地は広域化している。そんな中で見つけた三角のあぶらげ、1枚購入した。

 大手スーパーは大量仕入れで価格を抑える。したがって地産地消といわれながらも販売スペースは広くない。この豆腐屋はスーパー時代になっても営業が続いている。株式になってはいるが店舗は昔のまま、もう3代目になっているだろうが、初代から知っている店、頑張ってとエールを送る。

 (今日の575) 懐かしい三角あげに懐旧す
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