週末に飲むウイスキー、年金に見合った価格の物を長く飲んでいる。1本あれば12回から13回分くらいある。残量がわずかになったので補充しようといつもの店の売り場に立った。その価格上昇に驚いた。何もかも値上がり、今月も2千品目を超える値上げが報道されているが、購入しているウイスキーは2割強アップしていた。
病院の待合室で、歳は私と差はないくらいの主婦の会話を思い出した。「こんなに物価上昇が続く中で主人に先立たれたら年金はどうなるのだろう」およそそんな話。主人は健在だが、社企保険事務所へ問い合わせに行った知人がいる。「おおよそご主人の4分の3くらい」と聞いたと話している。夫婦の受けている年金の種類やその金額で細かい計算がいる。夫の死亡年齢、扶養家族の状況などでも変わるから、確認した方がよい。
夫を亡くした人に嫁いだ娘さんがいる。仕事の関係でこうしたことに詳しく、母のこれからをシュミレーション、結果はこうだった。年金受給はこのくらい、今まで通りの生活レベルでいけば、医療費や社会保障費に諸税など考慮すると、月々このくらい貯金ができ、服を買ったり交際費などはこのくらい、など細かな計算をしてくれたので、安心して生活しているという人がいる。
特殊詐欺をはじめ高齢者を狙う犯罪はますます巧妙化している。年金関連など、金銭に関わる疑問の問い合わせは、絶対に信用の置ける人に託すべきで、相談や打ち合わせの際は必ず顔を出すことが必要だろう。騙されないようにしたい。
(今日の575) 年金は置いてきぼりで物価いく