在京の書道家から「『橋寿』おめでとうございます」というメッセージが届いた。84=ハシ、84=橋(繋ぐ)という縁起を組みあわせた84歳のお祝いとある。近い所では古希(70歳)、卒寿(80歳)は過ぎ次は米寿(88歳)と思っていたがその途中に祝いの言葉があることを知り、年取ったとばかりを口にしてはいけないと思った。
橋にはいろいろな力がある。「橋が無ければ渡られぬ」は、ある目的を達成しようとするときには先ず仲立ちが必である。「橋を掛ける」は、関係をつける。渡をつける。「橋を渡す」は、双方の間に逢ってなかだちをする。渡をつける。こうしたことを特に意識したことはないが、ここまでの日常や仕事など生きてきた過程の中では思い当たることがある。
こうした高齢者に何を贈ろうか、ちょっと悩むが世の中はうまく仕組まれている。橋をプレゼントするわけにはいかない。ということで「84=ハシ」と「橋=繋ぐ」という縁起を組み合わせたお祝いとして「お箸のプレゼント」が提案されている。なるほど、これなら健康の橋渡しになり気持ちを込めた贈り物になる。
「箸と主は太い方がいい」、昔から聞いている。箸は太くて丈夫なものがよいし、人に仕えるなら、頼りになる主人がよいというたとえ、この意味は直に理解で誰も異は唱えないだろう。折れない箸は健康に寄与してくれる。贈り物以上にいい言葉を贈っていただいた、ありがとう。
(今日の575) この先は米寿が待ってくれている
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます