小さいと云えどもこれほどの数が並んでいるとその様は尋常には思えない。それは、カメムシの死んだあとの干からびて色の変わった個体、ざっと数えたら50個以上。それが並んでいる場所はバスのフロントの内側、空調口の付近。
このバス、使用されないときは建物の一角にあった屋根付きの駐車場が定位置だったが、わけあって寒くなるまえに敷地内の青空駐車場に移った。バスのどこかの隙間から車内に入り、冬眠場所にしたところうまく叶わず最期の場所になったのではなかろうか、と推測されている。
稚拙なブログだがカメムシのことを結構書いている。直近ではすくもの中で越冬中の様子、蜘蛛の餌となった姿、出始めた稲穂に寄りつきにくくする消毒、枯れ葉で越冬中の姿、県が米と果実の農家に注意報出す、背中に似顔絵のような紋のある珍しい種類、などなど時々に出会ったカメムシの様子を書き残している。読み返してみると思い出すところがある。
バス内で最期を迎える、人なら大問題になるが人にあまり好かれない虫ではなんの関心も示されない。次の車内掃除でごみと一緒にどこかに運ばれカメムシが居たことすら気にされることはない。ならば鳥やカマキリ、蜘蛛などの餌となった方が最期にふさわしいのかもしれない、と雑念は尽きない。
(今日の575) あの臭いしなきゃカメムシ手にも乗せ
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