a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

男鹿市立船越小学校

2009-12-02 23:56:24 | 旅公演
11月の文化庁公演がインフルエンザのため延期になり、
秋田の学校へ公演の合間を縫って行きました。
男鹿半島と言えば、
そう、なまはげ。

すでに、先のブログで書いたとおり、
手厚く迎えられました。
到着すると、
先生だけでなく、
保護者の方が荷降ろしの手伝いに来てくれて、
あれよあれよと終わっていく。
帰宅しようとする子どもたちが、
なかなか期待が高そうな心持で覗きに来る。
正直、しんどい日程だし、
寒いし、
と思っていたけど、
じわじわとモチベーションが上がってくる。
なったく遮光カーテンの無かった体育館も、
先生たちの努力で、ばっちりの状態。
そういう一つ一つのことが、
一緒に舞台を作る実感への積み重ねとなっていく。

翌日、
いつも先生が参加していただいているシーンで、
今回は出る先生がいないということだったので、
打ち合わせ時に、校長先生にお願いする。
まぁ、半ば強引な感じだったけど、
のちにその選択が正解だったことを知る。

開場すると、
やたらに驚く子どもたちの反応がおもしろく、
口笛や歌のリハーサルでも、
良い雰囲気だなと感じる。
そして開演。
今回のすべての公演の中で、
いちばん“子どもらしい子ども”という気がした。
何というか、
いちいちビビットに反応してくるのが、
心地良く、
本当に目の前で起こることを楽しんでくれている。
シーソーから、凧から、雨から、ひげそりから、
起こること全部を観て、楽しんでいる。
いちいち、声が聞こえてくるのがおかしい。

校長先生の登場にも、
大盛り上がり。
さすがにグスタフソンは、食われた感じか。
何というか、愛されてる校長先生だなぁ、と。



バラシも荷降ろし同様、
先生方と保護者の皆さん。
良く手伝ってくれるし、
なんか楽しみながらやってくれてる感じ。
最後の見送りも、職員の皆さんで送ってくれて、
帰りの移動も大変だけど、
元気をもらった公演でした。

帰りのSAで、
B級グルメ大賞の横手焼そば。


帰りに2tトラックが故障して、
佐野の宿には24時過ぎに、
2t班は深夜1時過ぎに途中の那須に到着となったけど………。