a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2012年12月3日 伊方町立三崎小中学校

2012-12-04 01:13:04 | 旅公演


小豆島から移動して、松山泊。
翌日、四国最西端の佐多岬に向かう。
日曜日とあって、
がらんとした校庭で遊ぶ、
愛すべきサッカー少年たちに迎えられる。
だいぶ肌寒い。
ぽつぽつと雨。
午前開演なので、前日仕込は全仕込。



さて、ちょっと余談ですが。
前日泊した宿、えびすやさん。



ネットで検索して、
たまたまそこにしたのですが、
もう、ものすごい歓待!!
活岬サバ、岬アジの刺身にしゃぶしゃぶ。
サイコーにおいしかった!!
関サバ、関アジの対岸にある佐田岬なので、
全く同じものが獲れるのだとか。





そして、お酒の差し入れもテンションが上がりましたが、
何より、盛り上がったのは、
お手伝いをしていた女の子が、
三崎中の3年生だということ!!
もちろん、おいしいお酒、おいしい食事、
それが気持ちよくさせていたのは間違いありませんが、
でも、やっぱり見てれ来るということが、
俳優の気持ちを盛り上げるのは間違いない。
しかもこのシリーズは生徒参加シーンもあり、
ちゃんと、彼女もそこにいる、
というのは、なんだか良いよね~。







と、横にそれましたが…。
今回の上演では、
中学生がワークショップをしたので、
歌と振りは中学生。
近隣の3つの小学校から、
観劇にやってくるので、
その子たちを囲むように中学生が座る。
この小学生たちは、
卒業すると、みんな後輩になるのだ。



反応は、シャイ。
小学生も、中学生も、
じっくり芝居を観る。
何がそこで起こっているのか、見ている。
小学生くんたちは、
きっと初めて本格的な芝居を観る子もいるだろう。
いつもの体育館が、
いつもの体育館じゃない。
不思議な空間にいて、
不思議な旅の芝居を観ている。





うたの参加部分は、
照れながらも、何とか振りをやる中学生。
声も、もうチョイ聴きたかったけどなぁ。
ま、その辺はご愛嬌。
先生方だって…ね。
でも、小学生を囲んでいる中学生の輪を、
さらにその中学生たちも含めて、
先生たちのろうそくの炎が囲む。
悪くないよね。





休憩中、小学校1年生くらいの子が、
楽しい、なんて言ってるのを聞くと、
うれしいものだ。
2幕は、参加部分はないので、
じっくり芝居を観てもらう。
鳥獲りや、
信号手や、
サソリたちにざわめく客席。
良い空間になったなぁと思う。



終演後のあいさつが、
宿泊した宿の娘ちゃん。
もう、なんだか出演者たちの顔がデレデレ。
そのお母さんや、おじいちゃんも客席に来てくれた。
ミカンもたくさんもらった。





お手伝いの中学生たち、
給食時間ぎりぎりまで。
とってもよく手伝ってくれる。
娘ちゃんが、とっても楽しかったって、
言ってくれたのは嬉しかったなあ。
時間でお手伝いは終了、かと思いきや、
15分で帰ってきた!!
みんな、さっさと食べて、手伝いに来てくれた。
おかげで、あっという間に片付け終了。



今日の公演もまた、
忘れらない公演になりました。
ほんとに、ここにはまた来たいよ!!