a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

こわ~い芝居

2018-03-09 13:33:51 | 東京公演
私はクネヒトリング夫人をやります志賀澤子です。
久しぶりに黒髪の役で、優しい夫のクネヒトリング氏と腕を組んで舞台を横切ります。

さて『ビーダーマンと放火犯たち』こわ〜いおはなしです。その中で一番こわーい女"私だ"と今日稽古場で思いました。



一番美しいのが洪美玉のビーダーマンの奥さん

一番可愛いのが山崎智子の女中さんのアナ

一番色っぽいのがコロスの女性たち

一番ドジなのがビーダーマンの公家義徳

一番インテリは松下重人

一番食っているのは小田勇輔

一番ヤバいのが学者の篠原祐哉

一番2枚目は警官の大橋隆一郎




誰が悪くて、誰が良くて、誰が正しくて、誰がダメで、誰が、可愛くて、誰が憎らしいかどんどんわからなくなる。
一番わからないのはコロス❣️殺すの男女。

まいにち有り得ないことが起こっている今日このごろ。TVでFBで警告、怒り、現在の世界の日本の恐ろしい状況を報じる沢山の言葉。


私は何を見ている?何が出来る?何をする?あらゆることが求められていることを知りながら、ひとつ私がやることをやれることを決めてやるしかない。ところが決められない。こわ〜い世の中になるのがわかってるのに❣️
そんなこわ〜い芝居お楽しみに。
楽しくないけど、こわ〜いから。