a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

第17回 戯曲を読む会のご案内

2019-12-16 19:33:02 | 芝居小屋企画

東京演劇アンサンブルでは、昨年から月一回のペースで、「戯曲を読む会」を開催しています。

劇団員若手の提案による、いろんな戯曲を皆で声に出して読んでみようという会です。

ワークショップという形式ではないので、どなたでも気軽に参加出来ます。

新しく作ったホームページはコチラ

戯曲を読む会HP


第17回はクリスマス特別回として、宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』を読みます。



昨年まで30年以上にわたってクリスマスに上演し続けた作品です。



劇団を移転した本年は公演がありませんが、 「銀河のないクリスマスは嫌だ」という根強い声に押され、この作品を読もうということになりました。




そして・・・・・・


今回も・・・・・・



「学生無料」になります!!!!


若い方が戯曲に触れる機会を増やせたらと思ってのことです。


この会では長時間の作品や難解な作品はあまり取り上げません。
読んだときの率直な気持ちを大事にする場ですので、あまりハードルを上げすぎず、お気軽に参加してくれればと思います。



もちろん、戯曲に興味がある方や作品について話し合ってみたい方、「少しだけ演劇やってみたい・・・」と思っている方等も、是非ご参加下さい!


日時 12月24日(火) 18時30分~21時30分 
場所 西東京市・田無公民館第一会議室
参加費 500円(会場費等・学生無料)


参加希望の方は2日前までに048-423-2521、もしくはteeyomukai@gmail.comご連絡ください。
ご質問等もお気軽にお待ちしています。


第16回は木下順二作『おんにょろ盛衰記』を読みました。

「自分で読んだときよりもこんなに面白いなんて!」という声がたくさん。

日本中の方言・古語を交えたことば遊びや、「ベタだけど笑える」展開など密度の高い1時間50分でした。



これまでに取り上げた作家(敬称略)
アーノルド・ウェスカー、小沢正、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、安部公房、篠原久美子、李ボラム、レジナルド・ローズ、坂手洋二、オスカー・ワイルド、岸田國士、J・B・プリーストリー...等


チラシデザインは劇団員の山﨑智子です!

昨年までジョバンニを演じていた彼女がクリスマスバージョンのチラシを作ってくれました。


東京演劇アンサンブルHP
http://www.tee.co.jp


宮沢賢治(1896-1833)
詩人,児童文学者。 1918年盛岡高等農林学校卒業。家業に従事中,日蓮宗の熱心な信者となり,布教のため上京,『どんぐりと山猫』 (1921) ,『かしはばやしの夜』 (21) など童話数編を書いた。しかし発表の機会がないまま帰郷して 24年童話集『注文の多い料理店』および詩集『春と修羅』を自費出版。凶作と不況にあえぐ農民に稲作指導をしつつ天衣無縫の詩才を育てたが病弱のため夭折。没後,草野心平に発掘され,その豊かな空想性とユーモア,宗教性,土着性,科学精神などの交錯する世界が注目を浴びた。ほかに童話『銀河鉄道の夜』 (27頃) ,『グスコーブドリの伝記』 (32) ,詩『雨ニモマケズ』 (31) など。



東京演劇アンサンブル
1954年4月,俳優座養成所を卒業した3期生の有志が結成。初めは劇団三期会を名のったが,67年 12月現名称に改称した。早くからブレヒト作品に取組み,80年元映画スタジオを改装して設けた劇場「ブレヒトの芝居小屋」を開場,活動の拠点とする。広渡常敏演出によるブレヒト作『セチュアンの善人』,『ガリレイの生涯』,チェーホフ作『かもめ』などが代表作。岸田国士作品の連続上演も行なった
2019年、40年間続いたブレヒトの芝居小屋を閉じ、埼玉県新座市へ移転する
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