野火止RAUMでの本番が迫ってきて、数日前から通しの稽古が増えてきまた。
まだ後半の稽古が足りていない気もしますが、これからが最後の追い込みです。
このブログを書いてる翌日は稽古が休みなので、セリフと動きをもう一度確認して、台本をゆっくり読み直してみよう。
さて、これまで芝居を観にきたお客さんから、「あんなたくさんのセリフ、よく覚えられますね。どうやってるんですか?」と聞かれることが時々あります。
役者それぞれいろいろなやり方、覚え方があると思いますが。
うちの劇団は自前の稽古場を持っていることもあって、読み稽古を長くやります。
だから僕も20代・30代の頃は、読み稽古で大体セリフは覚えられていました。
だから不確かなところを家で覚えたり、確認したりするだけでいけてたのですが、最近は、覚えようとして努力しないとセリフが入らないようになってしまいました。
現在の僕のセリフの覚え方は、というと
・読み稽古の後半になると、朝 湯船にお湯をためて、半分蓋を開けて湯船に浸かり、その蓋にタオルを敷いて台本を乗せ、セリフを目で追ったり、ぶつぶつとセリフを言ったりします。
自分のセリフを実際に声に出すのも大切なことで、自分の声を自分の耳で聞くと、耳で覚えられます。1時間以上入っているのでダイエットの効果もあります。
かね?実感はありませんが。
これはとても良い方法ですが、気をつけないと汗や水滴でページがふやけて、台本が分厚くなってきます。
水没の可能性もあります。
・携帯やタブレットの録音機能を使って、その場面の出演者全員のセリフを自分で録音して、(これは自分のセリフの順番を覚えるだけじゃなく、他の役の思いを知る事になります。)とにかく回数聞いて、耳で覚える
。
繰り返しセリフを言って口で覚える。15秒巻き戻し機能は超便利。
とにかく自分で録音したその場面のセリフを聞くのが大事です。
まとめると、(湯ったり)湯船に浸かり、ぶつぶつセリフを(言ったり)、自分の録音したセリフを(聞いたり) しながら 一生懸命覚えようとしないと、入らないし、出てきません。
ゆったり いったり きいたり はおすすめです。
今回女性がおじさんの役をたくさんやっている中で、僕は本当のおじさんが、おじさん役をやっている。
助平なところはそのまま地で行ける。
女性のおじさんたちは、最初声を低くしたり、おじさんになろうとしていた。
でも最近ではその人がそのままで役をやっている。
そのセリフをどう思っているかがストレートに出てくるから、そのほうが自然だし魅力的だと思う。
はてさて、どんなおじさんたちが出てくるか、どうぞお楽しみに。
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東京演劇アンサンブル創立70年記念公演 第一弾
行ったり来たり
エデン・フォン・ホルヴァート/作
大塚直/訳・ドラマトゥルク
公家義徳/演出
2024
3/23 (土) 14:00★
3/24 (日) 14:00★
野火止RAUM
3/28 (木) 19:00
3/29 (金) 14:00/19:00
3/30 (土) 14:00/19:00★
3/31 (日) 14:00
すみだパークシアター倉
全席自由
前売一般/4,300円
前売U30/3,300円
★=Low Price Day/3,000円
当日/4,800円
Staff
音楽/monje
舞台美術/公家義徳
衣裳/稲村朋子
照明/真壁知恵子
音響/島猛
舞台監督/永濱渉
宣伝美術/本多敬 永野愛理
制作/小森明子 太田昭
Cast
ハヴリチェク/永野愛理
サメク/洪美玉
エーファ/福井奏美
コンスタンティン/雨宮大夢
ムルシツカ/浅井純彦
ハヌシュ夫人/西井裕美(フリー)
X/原口久美子
Y/志賀澤子
個人教育者/二宮聡(フリー)
その妻/鈴木貴絵
レーダ夫人/町田聡子
シュムッグリチンスキー/小田勇輔
公演詳細、チケットのお申し込みはHPにて