a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

『白い輪、あるいは祈り』 稽古場より 〜二宮さんのこと〜

2025-02-05 21:00:00 | 稽古場ブログ
 今回の他己紹介企画、先月から劇団員になった”二宮聡”さんを紹介いたします!
文を書いているのは、劇団に入ってまもなく3年が経過する細谷巧です。

 二宮さんは俳優のキャリアも人生も大大大先輩でして、紹介するなんて恐れ多くも…ではありますが、書きます。リスペクトを込めて。
 先月から劇団員になったとはいえ、以前より東京演劇アンサンブルの作品には何本も出演されていまして、2024年1月まで旅公演を続けていた『音楽劇 消えた海賊』で各地の学校を約4年間共に回ったり、
創立70年記念公演の第1弾『行ったり来たり』では気難しそうな釣り人役を演じたり



第2弾『ヤマモトさんはまだいる』ではプールの男や、



国道の男を演じていただきました。




 そして第3弾、3月下旬にある『白い輪、あるいは祈り』にも出演されるので、なんと創立70年記念公演の全てに出演されているんです!!!スゴイ!!
 劇団員としての出演は今回が初めてになるので、大道具作りに照明吊り込みや舞台の仕込みなどなど、役者以外の色んな仕事を通じて色んな面が見れるかと思うととても楽しみです。


 僕自身は、実は以前に外部の作品に出演させて頂いた際に二宮さんと共演しています。その作品では脚本を立ち上げるところから二宮さんが関わっていたこともあり、稽古の度に台本の読みの深さを感じていました。そして立ち稽古の中では感情の振れ幅が特に大きく、右へいったかと思えば今度は左へ行くような、そんな試行錯誤をする二宮さんの姿を見ていました。

 このように書くと俳優の基本的なことだと一部の方は感じるかもしれませんが、二宮さんからは熱量と根性が垣間見えるのですよ。一体何回読み込んできてどれだけ練習してきたのかと。本番までの稽古期間を通じて、”芝居をしているんだけど、そのお芝居以上にお客さんに感じてもらうことができる”、そんな俳優の姿を僕は見たと思っています。そこがとてもリスペクトしているところです。

 普段は笑顔が素敵な二宮さんが今回の芝居ではどんな姿を見せてくれるか、ぜひ皆さまご刮目くださいませ!!!

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東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲ
白い輪、あるいは祈り
〜『コーカサスの白墨の輪』(ベルトルト・ブレヒト)より〜
鄭義信/作・演出

2025年
 3/19 (水) 19:00
 3/20 (木) 14:00/19:00★
 3/21 (金) 14:00/19:00
 3/22 (土) 14:00/19:00★
 3/23 (日) 14:00
         ※★=Low Price Day

チケット(全席自由)
 前売一般/4,300円 
 前売U30/3,300円
 ペア/8,000円
 Low Price Day/3,000円
 当日/4,800円
 お申し込みはこちら

スタッフ
 脚本・演出/鄭義信
 音楽/久米大作
 舞台美術/池田ともゆき
 衣裳/木場絵里香
 照明/増田隆芳
 音響/藤田赤目
 振付/広崎うらん
 擬闘/栗原直樹
 メイク/高村マドカ
 歌唱指導/吉村安見子
 舞台監督/三木元太
 宣伝美術/小田善久 伊波二郎
 制作/太田昭 小森明子

出演
 アツダク/洪美玉
 グルシェ/永野愛理
 シモン/雨宮大夢
 
 浅井純彦
 菊地柾宏
 公家義徳
 志賀澤子
 鈴木貴絵
 竹内茉由架
 戸澤萌生
 永濱渉
 奈須弘子
 二宮聡
 林亜里子
 原口久美子
 彦坂紗里奈
 福井奏美
 細谷巧
 町田聡子
 真野季節
 三木元太

公演HP
コメント
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